データベース オブジェクトでの作業
SMO オブジェクトの作成には次の段階があります。
- オブジェクトのインスタンスの作成。
- オブジェクト プロパティの設定。
- 子オブジェクトのインスタンスの作成。
- 子オブジェクト プロパティの設定。
- オブジェクトの作成。
SMO アプリケーションで SMO オブジェクトのインスタンスを作成する場合、Create メソッドが発行されるまでは、Microsoft SQL Server のインスタンス上にこれらのインスタンスが存在しません。ただし、個々のオブジェクトに対して Create メソッドを発行する必要はありません。オブジェクトに一連の子オブジェクトがある場合、Create メソッドを実行するには親オブジェクトのみが必要となります。たとえば、テーブルの定義には、テーブルに含まれている列が 1 つ以上必要になります。一方、テーブルがなくては列が独立して存在することはできません。テーブルとテーブルの列の間には共存関係があります。
Alter メソッドを使用すると、オブジェクトへの変更を行うことができます。オブジェクト コレクションの 1 つへの子オブジェクトの追加や、プロパティ値の変更など、1 つのオブジェクトに対する複数の変更は、バッチ化されて 1 つの変更として実行されます。Alter メソッドを使用することによって、ネットワーク トラフィックが減少し、全体のパフォーマンスが向上します。
オブジェクトを削除するには、Drop ステートメントを使用します。このとき、そのオブジェクトの初期作成時に要した、共存関係にある子オブジェクトもすべて削除されます。