ドリルスルー コンテキスト パラメータ値
レポート ビルダでは、レポートを作成し、そのレポートに他のレポート ビルダ レポートからドリルスルーすることができます。レポート ビルダのレポートをドリルスルー レポートとして使用するには、[レポートのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ドリルスルー] チェック ボックスをオンにする必要があります。これにより、セマンティック クエリに対して EnableDrillthrough プロパティが True に設定されます。さらに、ドリルスルー コンテキスト パラメータがレポート定義言語 (RDL) に追加されます。このパラメータは、セマンティック クエリに渡されます。レポート ビルダでプロパティが設定されると、SQL Server Management Studio を使用して、エンティティのドリルスルー プロパティの 1 つがレポートを指すように設定できます。
ドリルスルー コンテキスト パラメータはトップレベル要素です。ドリルスルー コンテキスト パラメータ値の構造を以下に示します。
<DrillthroughContext>
<SemanticQuery>...</SemanticQuery>
<SelectedItems>
<SelectedItemName>ItemName</SelectedItemName>
...
</SelectedItems>
<SelectedPath>Path</SelectedPath>
<GroupingValues>
<GroupingValue Name="GroupingName">Value</GroupingValue>
...
</GroupingValues>
</DrillthroughContext>
次の表では、構造内のアイテムについて説明します。
アイテム | 説明 |
---|---|
SemanticQuery |
ドリルスルーに対するフィルタ式の派生元であるソース クエリを含む要素です。この要素は、パラメータを含むことはできません。 |
ItemName |
ドリルされてユーザーに表示されるデータを決定する式の名前です。ItemName は、クエリ内の式の名前に対応します。SelectedItems は、単一のグループ式に対する参照、あるいはすべてが同じメジャー グループまたは同じ Details コレクション内にある式に対する参照を含んでいる必要があります。 |
Path |
選択されたアイテムからドリルされている対象エンティティへの Path の XML です。 |
GroupingName |
選択されたアイテムの選択されたインスタンスを識別するためにその値を必要とするグループの名前です。 |
Value |
選択されたアイテムの GroupingName の値です。グループの値として null を指定するには、Value 要素を指定せず、GroupingValue 要素に |
参照
概念
モデル デザイナのオブジェクトのプロパティ
モデル デザイナのクエリ プロパティ
モデル デザイナのデータ型
レポート モデルを使用するアドホック レポート機能
モデル デザイナを使用した作業