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ロール、ソース フィールド、および式の処理

更新 : 2006 年 7 月 17 日

エンティティには、ソース フィールド (属性)、ロール、フォルダ、および式が含まれます。モデル デザイナを実行すると、ロールとソース フィールドがエンティティ内に自動的に作成されます。モデルを作成すると、フィールド、ロール、フォルダ、または式をエンティティに追加できます。

ロールの追加

ロールは、2 つのエンティティが相互に関連することを示します。ロールには、一対一、一対多、または多対多のリレーションシップがあります。たとえば、Store Location エンティティには、Address エンティティとの間に一対一のリレーションシップがあるので、各保管場所に対して、単一のアドレスが存在します。Customer エンティティと Sales Orders エンティティの間には、一対多のリレーションシップがあります。つまり、各顧客に対し、複数の販売注文が存在します。

カーディナリティ情報に加えて、ロールのプロパティによっても、2 つのエンティティが相互の関係においてどのように動作するのかが決まります。たとえば参照ロールの場合、ユーザーが一方のエンティティからアクセスできる唯一のデータは、他方のエンティティの識別属性であることを示します。

レポート ビルダでは、データの探索時に、[エクスプローラ] ペインに 2 つのエンティティの間のリレーションシップを表示できます。

ソース フィールドの追加

ソース フィールドは、データベース内の列にバインドされるフィールドです。通常は、単一のアイテムを参照します。たとえば、Product Name はソース フィールドであり、企業が製造する各製品の名前を含みます。時間が経つにつれてデータベース スキーマは変化し、データベースの変更を反映するために、新しいソース フィールドをモデルに追加する必要が生じます。

式の追加

式は、その値が一連の関数、演算子、または定数に基づいて計算されるフィールドです。通常は、複数のフィールドを参照し、単一の値を返します。たとえば、式を使用すると、会社の各従業員の 2004 年の販売平均を表示できます。式を作成すると、データベース内のデータをさまざまな方法で表すことができます。たとえば、First Name フィールドと Last Name フィールドの内容を組み合わせて、Name という新しいフィールドを作成できます。データベース スキーマの変更を反映する式を作成することもできます。

参照

概念

レポート モデルを使用するアドホック レポート機能
モデル デザイナを使用した作業
モデル デザイナの操作方法に関するトピック
モデル デザイナのオブジェクトのプロパティ
プライマリ エンティティとその関連データの操作 (レポート ビルダ)
フィールドの操作 (レポート ビルダ)
フィルタの操作 (レポート ビルダ)
数式の操作 (レポート ビルダ)
式とフィルタでのリテラルの使用 (レポート ビルダ)
関数の使用 (レポート ビルダ)

その他の技術情報

モデル デザイナの F1 ヘルプ

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日

新しい内容 :
  • リテラルに関する情報。
更新内容 :
  • リテラルに関する情報を削除し、リテラルに関するレポート ビルダのトピックにリンクしました。