Oracle パブリッシャ上で作成されたオブジェクト
Microsoft SQL Server レプリケーションでは、変更の追跡と転送を行えるように、Oracle パブリッシャにオブジェクトがインストールされます (SQL Server によって Oracle パブリッシャにバイナリ ファイルがインストールされることはありません)。次の表に、SQL Server ディストリビュータで Oracle パブリッシャがパブリッシャとして認識されたときに、Oracle パブリッシャで作成されるオブジェクトの一覧を示します。オブジェクトの説明は、情報の提供のみを目的としています。これらのオブジェクトは変更しないでください。
オブジェクト名 | オブジェクトの種類 | 説明 |
---|---|---|
HREPL_ArticleNlog_V |
テーブル |
パブリッシュされたテーブルが変更されたときに情報を格納するために使用する変更追跡テーブル。変更追跡テーブルは、パブリッシュされたテーブルごとに作成されます。 |
HREPL_Changes |
テーブル |
トランザクション セットに割り当てられるのを待機している変更の数を判断するために、Xactset ジョブによって内部的に使用されるテーブル。このジョブの詳細については、「Oracle パブリッシャのパフォーマンス チューニング」を参照してください。 |
HREPL_Distributor |
テーブル |
Oracle パブリッシャに関連付けられた SQL Server ディストリビュータに関する情報を保持するディストリビュータ状態テーブル。 |
HREPL_Event |
テーブル |
スナップショットと行数要求とを同期するために使用されるイベント テーブル。 |
HREPL_Mutex |
テーブル |
ログ リーダー エージェントとデータベース ジョブが、Oracle パッケージ プロシージャ PopulatePollTable を同時に実行しないようにするために使われるテーブル。 |
HREPL_Poll |
テーブル |
パブリッシュされたテーブルに対する一連の変更に関連付けられたログ テーブル エントリを識別するために使われるテーブル。 |
HREPL_PublishedTables |
テーブル |
トランザクション パブリケーション内の各アーティクルのエントリを含むテーブル。 |
HREPL_Publisher |
テーブル |
パブリッシャ固有の情報を保持するために使われるパブリッシャ状態テーブル。 |
HREPL_SchemaFilter |
テーブル |
パブリケーションの新規作成ウィザードでパブリッシュする際に表示されないスキーマを格納するテーブル。 |
HREPL_XactsetCreateTimes |
テーブル |
各トランザクション設定に関連付けられた作成時刻を特定するテーブル。 |
HREPL_XactsetJob |
テーブル |
Xactset ジョブの現在のパラメータ設定が格納されているテーブル。 |
HREPL_Pollid |
シーケンス |
ポーリング ID を生成するために使われるシーケンス。 |
HREPL_Seq |
シーケンス |
変更コマンドを順序付けるために使われるシーケンス。 |
HREPL_Stmt |
シーケンス |
ステートメント ID を生成するために使われるシーケンス。 |
HREPL |
パッケージとパッケージ本体 |
パブリッシャで作成された、パブリッシャ サポート コードのパッケージ。 |
MSSQLSERVERDISTRIBUTOR |
パブリック シノニム |
HREPL_Distributor テーブル用のパブリック シノニム。Oracle パブリッシャを使用するようにディストリビュータを構成すると、このシノニムが既にデータベースにある場合に、削除されてから再作成されます。 パブリック シノニムと、CASCADE オプションで構成した Oracle レプリケーション ユーザーを削除すると、Oracle パブリッシャからすべてのレプリケーション オブジェクトが削除されます。 |
HREPL_Len_I_J_K |
関数 |
Oracle パブリッシング パッケージ コードの外で定義された関数。LONG 列の長さに対するクエリを実行するために使用します (パブリッシュされた LONG 列を含むテーブルに対してパラメータ化されたコマンドを生成する際に使用されます)。関数は、LONG 列を含むパブリッシュされたテーブルごとに作成されます。 |
HREPL_DropPublisher |
プロシージャ |
Oracle パブリッシング パッケージ コードの外で定義されたプロシージャで、Oracle パブリッシャを削除するために使用します。 |
HREPL_ExecuteCommand |
プロシージャ |
Oracle パブリッシング パッケージ コードの外で定義されたプロシージャで、パブリッシャでコマンドを実行するために使用します。 |
HREPL_ArticleN_Trigger_Row |
トリガ |
パブリッシュされたテーブルごとに生成されるトリガで、行の変更を追跡するために使用します。 |
HREPL_ArticleN_Trigger_Stmt |
トリガ |
パブリッシュされたテーブルごとに生成されるトリガで、ステートメント レベルの変更を追跡するために使用します。 |
HREPL_Article_I_J |
ビュー |
パブリッシュされたテーブルごとに作成されるビューで、パブリッシュされたテーブルにクエリを実行するために使用されます。 |
HREPL_Log_I_J_K |
ビュー |
パブリッシュされたテーブルごとに作成されるビューで、変更追跡テーブルにクエリを実行するために使用されます。 |
参照
概念
Oracle パブリッシャの構成
Oracle パブリッシングの用語
Oracle パブリッシングの概要