定義済みのレプリケーションの警告を構成する方法 (SQL Server Management Studio)

レプリケーションには、以下の定義済みの警告が用意されています。これらは、レプリケーション イベントに応答するように構成できます。

• レプリケーション: エージェントが成功しました
• レプリケーション: エージェントが失敗しました
• レプリケーション: エージェントを再試行します
• レプリケーション: 有効期限の切れたサブスクリプションを削除しました
• レプリケーション: データ検証で問題が見つかった後、サブスクリプションが再初期化されました
• レプリケーション: サブスクライバでデータ検証で問題が見つかりました
• レプリケーション: サブスクライバでデータ検証を正常に終了しました
• レプリケーション: エージェントのカスタム シャットダウン

Microsoft SQL Server Management Studio の [警告] フォルダまたは、レプリケーション モニタの [警告およびエージェント] タブ (SQL Server 2000 では**[エージェント]** タブ) から、これらの警告を構成できます。このタブへのアクセスの詳細については、「サブスクリプションの情報を表示し、タスクを実行する方法 (レプリケーション モニタ)」を参照してください。

これらの警告に加え、レプリケーション モニタでは、ステータスおよびパフォーマンスに関連する一連の警告を使用できます。詳細については、「レプリケーション モニタのしきい値と警告の設定」を参照してください。SQL Server 警告システムを使用して、他のレプリケーション イベントの警告を定義することもできます。詳細については、「ユーザー定義イベントの作成」を参照してください。

Management Studio で定義済みのレプリケーションの警告を構成するには

1. Management Studio でディストリビュータに接続して、サーバー ノードを展開します。

2. [SQL Server エージェント] フォルダを展開して、[警告] フォルダを展開します。

3. レプリケーションの警告を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

4. [<AlertName> 警告のプロパティ] ダイアログ ボックスのオプションを設定します。

   • [全般] ページで [有効化] をクリックし、警告を適用するデータベースを指定します。
   • [応答] ページで、電子メールを送信するかどうか、またはジョブを実行するかどうかを指定します。
     警告が "レプリケーション: サブスクライバでデータ検証で問題が見つかりました" である場合は、レプリケーションがこの警告で使用する応答ジョブを指定できます。[ジョブの実行] を選択し、参照ボタン [...] をクリックしてください。[ジョブの検索] ダイアログ ボックスで、[参照] をクリックします。[オブジェクトの参照] ダイアログ ボックスで、[データ検証で問題が見つかったサブスクリプションの再初期化] をクリックします。両方の開いているダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。ジョブを実行するとき、サブスクリプションを再初期化するストアド プロシージャへのリモート プロシージャ コール (RPC) が使用されます。パブリッシャがリモート ディストリビュータを使用する場合、パブリッシャでリモート サーバー ログインを定義して、ディストリビュータからパブリッシャへの RPC を実行可能にする必要があります。リモート サーバー ログインの定義に関する詳細については、「リモート サーバーのセキュリティ」を参照してください。
   • [オプション] ページで、応答のテキストをカスタマイズします。

5. [OK] をクリックします。 

レプリケーション モニタでしきい値に対する警告を構成するには

1. [警告およびエージェント] タブで、[警告の構成] をクリックします。

2. [レプリケーションの警告の構成] ダイアログ ボックスで警告を選択し、[構成] をクリックします。

3. [<AlertName> 警告のプロパティ] ダイアログ ボックスのオプションを設定します。

   • [全般] ページで [有効化] をクリックし、警告を適用するデータベースを指定します。
   • [応答] ページで、電子メールを送信するかどうか、または、ジョブを実行するかどうかを指定します。
     警告が "レプリケーション: サブスクライバでデータ検証で問題が見つかりました" である場合は、レプリケーションがこの警告で使用する応答ジョブを指定できます。[ジョブの実行] を選択し、参照ボタン [...] をクリックしてください。[ジョブの検索] ダイアログ ボックスで、[参照] をクリックします。[オブジェクトの参照] ダイアログ ボックスで、[データ検証で問題が見つかったサブスクリプションの再初期化] をクリックします。両方の開いているダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。ジョブを実行するとき、サブスクリプションを再初期化するストアド プロシージャへのリモート プロシージャ コール (RPC) が使用されます。パブリッシャがリモート ディストリビュータを使用する場合、パブリッシャでリモート サーバー ログインを定義して、ディストリビュータからパブリッシャへの RPC を実行可能にする必要があります。リモート サーバー ログインの定義に関する詳細については、「リモート サーバーのセキュリティ」を参照してください。
   • [オプション] ページで、応答のテキストをカスタマイズします。

4. [OK] をクリックします。 

5. [閉じる] をクリックします。

参照

概念

レプリケーション エージェント イベントに対する警告の使用

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手