一般にバックアップの更新が必要になるアクション
定期的なログ バックアップを実行する場合は、レプリケーション関連の変更をログ バックアップでキャプチャする必要があります。ログ バックアップを実行しない場合は、レプリケーション スキーマまたはトポロジを変更した後でパブリケーション、ディストリビューション、サブスクリプション、msdb、および master の各データ ベースのバックアップを実行してください。
パブリケーション データベース
以下の処理の後で、パブリケーション データベースをバックアップしてください。
- パブリケーションの新規作成。
- フィルタ選択を含む、任意のパブリケーション プロパティの変更。
- 既存のパブリケーションへのアーティクル追加。
- 1 つのパブリケーション全体にわたる、サブスクリプションの再初期化。
- パブリッシュされたテーブルでのスキーマの変更。
- sp_addscriptexec (Transact-SQL) による要求時スクリプトの実行。
- 任意のアーティクル プロパティの変更。
- 任意のパブリケーションの削除。
- 任意のアーティクルの削除。
- レプリケーションの無効化。
ディストリビューション データベース
以下の処理の後で、ディストリビューション データベースをバックアップしてください。
- レプリケーション エージェント プロファイルの作成または変更。
- レプリケーション エージェント プロファイルのパラメータの変更。
- 任意のプッシュ サブスクリプションについての、レプリケーション エージェント プロパティ (スケジュールを含む) の変更。
- 自動 ID 範囲管理機能による新しい ID 範囲の割り当て。
サブスクリプション データベース
以下の処理の後で、サブスクリプション データベースをバックアップしてください。
- 任意のサブスクリプション プロパティの変更。
- パブリッシャにあるマージ サブスクリプションの優先順位の変更。
- 任意のサブスクリプションの削除。
- レプリケーションの無効化。
msdb データベース
以下の処理の後で、適切なノードで msdb システム データベースをバックアップしてください。
- レプリケーションの有効化または無効化。
- ディストリビューション データベースの追加または削除 (ディストリビュータで)。
- データベースのパブリッシュを有効化または無効化 (パブリッシャで)。
- レプリケーション エージェント プロファイルの作成または変更 (ディストリビュータで)。
- 任意のレプリケーション エージェント パラメータの変更 (ディストリビュータで)。
- 任意のプッシュ サブスクリプションについて、レプリケーション エージェント プロパティ (スケジュールを含む) の変更 (ディストリビュータで)。
- 任意のプル サブスクリプションについて、レプリケーション エージェント プロパティ (スケジュールを含む) の変更 (サブスクライバで)。
- 変換可能なサブスクリプションを使用するトランザクション パブリケーションに関連する DTS パッケージの作成 (ディストリビュータおよびサブスクライバで)。
- 変換可能なサブスクリプションの追加または削除 (ディストリビュータおよびサブスクライバで)。
master データベース
以下の処理の後で、適切なノードで master システム データベースをバックアップしてください。
- レプリケーションの有効化または無効化。
- ディストリビューション データベースの追加または削除 (ディストリビュータで)。
- データベースのパブリッシュを有効化または無効化 (パブリッシャで)。
- 任意のデータベースについて、先頭のパブリケーションの追加、または末尾のパブリケーションの削除 (パブリッシャで)。
- 任意のデータベースについて、先頭のサブスクリプションの追加、または末尾のサブスクリプションの削除 (サブスクライバで)。
- ディストリビューション パブリッシャのパブリッシャの有効化または無効化 (パブリッシャおよびディストリビュータで)。
参照
概念
その他の技術情報
SQL Server でのデータベースのバックアップおよび復元