クエリ軸とスライサ軸を使用する簡単な例 (MDX)
このトピックでは、簡単な例を使って、クエリ軸とスライサ軸の基本的な指定方法および使用方法を示します。
キューブ
Route と Time という 2 つの単純なディメンションを持つ TestCube という名前のキューブがあるとします。各ディメンションには、それぞれ Route および Time という名前のユーザー階層が 1 つずつあります。キューブのメジャーは Measures ディメンションの一部なので、このキューブには全部で 3 つのディメンションがあります。
クエリ
クエリでは、Packages メジャーを各 Route や Time と比較できるマトリックスが用意されます。
以下の MDX クエリの例では、Route および Time 階層がクエリ軸で、Measures ディメンションがスライサ軸です。Members 関数は、MDX が階層またはレベルのメンバを使ってセットを構築することを示します。 Members 関数を使用する場合、特定の階層またはレベルの各メンバを MDX クエリ内で明示的に記述する必要はありません。
SELECT
{ Route.nonground.Members } ON COLUMNS,
{ Time.[1st half].Members } ON ROWS
FROM TestCube
WHERE ( [Measures].[Packages] )
結果
結果は、COLUMNS 軸ディメンションと ROWS 軸ディメンションの各交差部分に Packages メジャーの値を表示するグリッドになります。このグリッドは、以下の表のようになります。
air | sea | |
---|---|---|
1st quarter |
60 |
50 |
2nd quarter |
45 |
45 |
参照
概念
クエリ軸の内容の指定 (MDX)
スライサ軸の内容の指定 (MDX)