次の方法で共有

RollupChildren (MDX)

  • [アーティクル]

更新 : 2006 年 7 月 17 日

指定された単項演算子を使用して、指定されたメンバの子メンバの値をロール アップして生成した値を返します。

構文

RollupChildren(Member_Expression, Unary_Operator)

引数

  • Member_Expression
    メンバを 1 つ返す有効な多次元式 (MDX) 式です。
  • Unary_Operator
    単項演算子を指定する有効な文字列式です。

解説

RollupChildren 関数は、指定された単項演算子を使用して、指定されたメンバの子メンバの値をロール アップします。

次の表に、この関数で使用できる有効な単項演算子を示します。

演算子 結果

+

合計 = 合計 + 現在の子

-

合計 = 合計 - 現在の子

*

合計 = 合計 * 現在の子

/

合計 = 合計 / 現在の子

%

合計 = (合計 / 現在の子) * 100

~

子はロール アップでは使用されません。子の値は無視されます。

メンバ プロパティの演算子がこの表にない場合は、エラーが発生します。評価の順序は、演算子の優先順位ではなく、兄弟の順序によって決まります。

例

次の例は、単項演算子の代替値が格納されている "Alternate Rollup Operator" というメンバ プロパティを使用して、Account ディメンションの Net Profit 階層の子メンバを別の方法でロール アップします。Adventure Works キューブにはこのメンバ プロパティが存在しませんが、作成できます。RollupChildren 関数のこのような用法は、予算アプリケーションの what-if 分析に使用できます。

RollupChildren
   ( [Account].[Net Profit]
   , [Account].CurrentMember.Properties ('Alternate Rollup Operator') )
ON )
FROM [Adventure Works]

参照

関連項目

MDX 関数リファレンス (MDX)

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2006 年 7 月 17 日
変更内容 :
  • わかりやすくするために構文および引数を更新しました。
  • 更新した例を追加しました。