セットアップを使用した Reporting Services のインストール
SQL Server インストール ウィザードを使用して、Reporting Services コンポーネントをインストールできます。このウィザードを使用して、コンポーネントの一部またはすべてをインストールできます。
インストール オプションの選択
サーバー コンポーネントをインストールする際、インストール ウィザードでは、レポート サーバーのインストール方法を決定する次のオプションを選択できます。
- [既定の構成をインストールする] : 既定値を使用してレポート サーバーをインストールするよう、セットアップ プログラムに指示します。このオプションを選択すると、レポート サーバーが完全に配置され、セットアップが完了した時点ですぐに使用できる状態になります。インストールが完了するまで、仮想ディレクトリ名の入力、SQL Server データベース エンジン インスタンスの選択、またはその他の情報の指定を要求されることはありません。代わりに、セットアップでは既定値が使用されます。これらの既定値については、「レポート サーバー インストールの既定の構成」で説明します。既定のインストール オプションは、ローカル データベース エンジン インスタンスと Reporting Services インスタンスを同時にインストールする場合のみ使用できます。既定値のいずれかを使用できない場合、このインストール オプションは選択できません。
- [サーバーを構成せずにインストールする] : ディスクへのプログラム ファイルのコピー、レポート サーバー Windows サービス アカウントの構成、およびレポート サーバーの WMI (Windows Management Instrumentation) プロバイダの登録に使用されます。このインストール オプションは、"ファイルのみ" インストールと呼ばれます。レポート サーバーを使用するには追加の構成が必要となります。この追加の構成を実行できるように Reporting Services 構成ツールが提供されています。
Reporting Services 構成ツールを実行するには、[スタート] ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]、[Microsoft SQL Server 2005]、[構成ツール] の順にポイントして、[Reporting Services 構成] をクリックします。
レポート サーバー インストール オプションは、[インストールするコンポーネント] ページで [Reporting Services] を指定するか、[機能の選択] ページで [レポート サーバー] を指定すると、使用可能になります。これらのオプションは、サーバー コンポーネントのインストールにのみ適用されることに注意してください。クライアント コンポーネント (レポート デザイナー、モデル デザイナー、または管理ツール) をインストールする場合、これらのオプションは無効です。
インストールするコンポーネントの選択
サーバー コンポーネントをインストールするには、[インストールするコンポーネント] ページで [Reporting Services] を選択します。クライアント コンポーネントをインストールするには、[インストールするコンポーネント] ページで [ワークステーション コンポーネント、Books Online、および開発ツール] を選択します。
コンポーネントを個別に選択したり、Reporting Services 製品のマニュアルまたはサンプルをインストールするには、[詳細設定] をクリックします。[詳細設定] をクリックすると [機能の選択] ページが開き、個別にインストールできるすべてのコンポーネントが一覧表示されます。
コンポーネントを個別にインストールする方法
Reporting Services には、レポートとモデルを作成し、レポート サーバーを管理するためのサーバー コンポーネントとクライアント コンポーネントが含まれています。サーバー インストールの管理に役立つ SQL Server クライアント コンポーネントをインストールできます。コンポーネントの説明の詳細については、「インストールする Reporting Services コンポーネントの選択」を参照してください。
インストールするコンポーネント | 方法 |
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レポート サーバー、Reporting Services 構成ツール、SQL Server セキュリティ構成ツール、SQL Server 構成マネージャ、およびレポート ビルダ |
レポート サーバーは常に、サーバー機能の有効化に使用されるツールと同時にインストールされます。インストールからこれらのツールを除外するためのオプションはありません。ただし、[機能の選択] ページで [共有ツール] を選択すると、ファイル システム上でツールをインストールする場所を指定できます。
レポート ビルダを、サーバー コンポーネントのインストールから削除することはできません。ただし、セットアップの完了後にレポート ビルダを無効にし、ツールを実行できないようにすることができます。レポート ビルダを無効にする方法の詳細については、「レポート ビルダにアクセスするためのロールの割り当て」を参照してください。 |
レポート マネージャ |
[インストールするコンポーネント] ページで [Reporting Services] を選択すると、レポート マネージャは既定で選択されます。 レポート マネージャをインストールせずに Reporting Services をインストールするには、レポート マネージャを [機能の選択] ページから削除します。レポート マネージャとレポート サーバーを、別々のコンピュータに配置することもできます。レポート マネージャとレポート サーバーを別々のコンピュータに配置する方法の詳細については、「インターネット アクセス用のレポート サーバーの構成」を参照してください。 |
レポート デザイナとモデル デザイナ |
レポート デザイナとモデル デザイナは、Business Intelligence Development Studio をインストールすると使用できるようになります。
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レポートとアプリケーションのサンプル |
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参照
処理手順
ローカル レポート サーバーおよびリモート レポート サーバー データベースをインストールする方法
1 台のコンピュータに Reporting Services をインストールする方法
Reporting Services のインストール状態を確認する方法
Reporting Services インストール時の問題を解決する方法
概念
SQL Server Reporting Services のインストール
インストールする Reporting Services コンポーネントの選択
レポート サーバー インストールの既定の構成
コマンド プロンプトからの Reporting Services のインストール