FTP 接続マネージャ
更新 : 2005 年 12 月 5 日
FTP 接続マネージャを使用すると、パッケージは、ファイル転送プロトコル (FTP) サーバーに接続できます。SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) に含まれる FTP タスクでは、この接続マネージャを使用します。
FTP 接続マネージャをパッケージに追加すると、Integration Services は、実行時に FTP 接続として解決される接続マネージャを作成し、接続マネージャのプロパティを設定し、接続マネージャをパッケージの Connections コレクションに追加します。
接続マネージャの ConnectionManagerType プロパティは、FTP に設定されます。
FTP 接続マネージャは、次の方法で構成できます。
- サーバー名とサーバー ポートを指定します。
- 匿名アクセスを指定するか、またはユーザー名とパスワードを指定します。
- タイムアウト、再試行回数、および一度にコピーするデータ量を指定します。
- FTP 接続マネージャでパッシブ モードを使用するか、アクティブ モードを使用するかを指定します。
FTP 接続マネージャの接続先である FTP サイトの構成によっては、接続マネージャの次の既定値の変更が必要になる場合があります。
- サーバー ポートは 21 に設定されています。FTP サイトがリッスンするポートを指定する必要があります。
- ユーザー名は "anonymous" に設定されています。FTP サイトで必要になる資格情報を指定する必要があります。
アクティブ モードまたはパッシブ モードの選択
FTP 接続マネージャは、アクティブ モードまたはパッシブ モードのどちらかを使用して、ファイルを送受信できます。アクティブ モードでは、サーバーがデータ接続を開始し、パッシブ モードでは、クライアントがデータ接続を開始します。
FTP 接続マネージャの構成
プロパティを設定するには SSIS デザイナから行うか、またはプログラムによって設定します。
SSIS デザイナで設定できるプロパティの詳細については、「[FTP 接続マネージャ エディタ]」を参照してください。
プログラムによる接続マネージャの構成の詳細については、「ConnectionManager」および「プログラムによる接続の追加」を参照してください。