ファイル接続マネージャ
ファイル接続マネージャを使用すると、パッケージで既存のファイルやフォルダを参照したり、実行時にファイルやフォルダを作成できます。Microsoft SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) のタスクおよびデータ フロー コンポーネントは、パッケージに含まれているファイル接続マネージャを参照することにより、ファイル内の情報を使用して作業を実行できます。たとえば、SQL 実行タスクでは、そのタスクで実行する SQL ステートメントが含まれるファイルを参照できます。
ファイル接続マネージャをパッケージに追加するときは、Integration Services によって、実行時にファイル接続を解決する接続マネージャを作成し、ファイル接続プロパティを設定して、ファイル接続をパッケージの Connections コレクションに追加します。
接続マネージャの ConnectionManagerType プロパティは、FILE に設定されます。
ファイル接続マネージャは、次の方法で構成できます。
- 使用法の種類を指定します。
- ファイルまたはフォルダを指定します。
ファイル接続マネージャが参照できるファイルまたはフォルダは、1 つのみです。複数のファイルまたはフォルダを参照するには、ファイル接続マネージャではなく、複数ファイル接続マネージャを使用します。詳細については、「複数ファイル接続マネージャ」を参照してください。
ファイル接続マネージャの使用法の種類
ファイル接続マネージャの FileUsageType プロパティでは、ファイル接続の使用方法を指定します。ファイル接続マネージャでは、ファイルの作成、フォルダの作成、既存のファイルの使用、または既存のフォルダの使用を実行できます。
次の表に、FileUsageType の値の一覧を示します。
値 | 説明 |
---|---|
0 |
ファイル接続マネージャは、既存のファイルを使用します。 |
1 |
ファイル接続マネージャは、ファイルを作成します。 |
2 |
ファイル接続マネージャは、既存のフォルダを使用します。 |
3 |
ファイル接続マネージャは、フォルダを作成します。 |
ファイル接続マネージャの構成
プロパティを設定するには SSIS デザイナから行うか、またはプログラムによって設定します。
SSIS デザイナで設定できるプロパティの詳細については、「[ファイル接続マネージャ エディタ]」を参照してください。
プログラムによる接続マネージャの構成の詳細については、「ConnectionManager」および「プログラムによる接続の追加」を参照してください。