データ フロー エンジンのパフォーマンスの監視
SQL Server 2005 Integration Services (SSIS) には、データ フロー エンジンのパフォーマンスを監視するためのパフォーマンス カウンタが用意されています。
次の表では、パフォーマンス カウンタについて説明します。
パフォーマンス カウンタ | 説明 |
---|---|
BLOB bytes read |
データ フロー エンジンがすべてのソースから読み取ったバイナリ ラージ オブジェクト (BLOB) データのバイト数。 |
BLOB bytes written |
データ フロー エンジンがすべての出力先に書き込んだ BLOB データのバイト数。 |
BLOB files in use |
データ フロー エンジンがスプールのために現在使用している BLOB ファイル数。 |
Buffer memory |
使用中のメモリの量。この数値には物理メモリと仮想メモリの両方が含まれている可能性があります。数値が物理メモリ容量より大きい場合、メモリ スワップが増加していることを表す Buffers Spooled の数も増加します。メモリ スワップが増加すると、データ フロー エンジンのパフォーマンスが低下します。 |
Buffers in use |
すべてのデータ フロー コンポーネントおよびデータ フロー エンジンが現在使用している、すべての種類のバッファ オブジェクト数。 |
Buffers spooled |
ディスクに現在書き込まれているバッファ数。データ フロー エンジンが使用する物理メモリが不足している場合、現在使用されていないバッファはディスクに書き込まれ、必要になった時点で再読み込みされます。 |
Flat buffer memory |
すべてのフラット バッファが使用するメモリ総量 (バイト単位)。フラット バッファはコンポーネントがデータの格納に使用するメモリ ブロックです。フラット バッファはバイト単位でアクセスできる大きなブロックです。 |
Flat buffers in use |
データ フロー エンジンが使用するフラット バッファ数。フラット バッファはすべてプライベート バッファです。 |
Private buffer memory |
すべてのプライベート バッファが使用しているメモリ総量。データ フロー エンジンがデータ フローをサポートするために作成した場合、バッファはプライベートではありません。プライベート バッファは、変換が一時作業のためだけに使用するバッファです。たとえば、集計変換は作業のためにプライベート バッファを使用します。 |
Private buffers in use |
変換が使用するバッファ数。 |
Rows read |
ソースが生成した行数。この数値には、参照変換が参照テーブルから読み込む行は含まれません。 |
Rows written |
出力先に出力された行数。この数値には、出力先データ ストアに書き込まれた行は含まれません。 |
Microsoft 管理コンソール (MMC) のパフォーマンス スナップインを使用して、パフォーマンス カウンタの値を取得するログを作成します。
すべてのパフォーマンス カウンタを含む新しいログ設定を追加するには
[コントロール パネル] で [管理ツール] を開き、[パフォーマンス] を開きます。
[パフォーマンス] ダイアログ ボックスで、[パフォーマンス ログと警告] を展開して、[カウンタ ログ] を右クリックし、[新しいログの設定] をクリックします。ログの名前を入力します。たとえば、「MyLog」のように入力します。
[MyLog] ダイアログ ボックスで、[カウンタの追加] をクリックします。
[カウンタの追加] ダイアログ ボックスで、[パフォーマンス オブジェクト] ボックスの [SQL Server:SSISPipeline] を選択します。
[すべてのカウンタ] チェック ボックスをオンにして、[追加] をクリックし、ダイアログ ボックスを閉じます。
メモ : [パフォーマンス ログと警告] サービスは、Administrators グループのメンバのローカル アカウントまたはドメイン アカウントを使用して起動する必要があります。