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スクリプト タスク エディタでのスクリプト タスクの構成

スクリプト タスクにカスタム コードを記述する前に、[スクリプト タスク エディタ] の 3 つのページで、主要なプロパティを設定します。スクリプト タスクに対して一意でない追加のタスク プロパティは、[プロパティ] ウィンドウを使用して設定できます。

[スクリプト タスク エディタ] の [全般] ページ

[スクリプト タスク エディタ][全般] ページでは、スクリプト タスクに一意の名前および説明を割り当てます。

[スクリプト タスク エディタ] の [スクリプト] ページ

[スクリプト タスク エディタ][スクリプト] ページには、スクリプト タスクのカスタム プロパティが表示されます。

ScriptLanguage プロパティ

現時点では、Microsoft Visual Basic .NET のみが、プログラミング言語として Visual Studio for Applications (VSA) でサポートされています。そのため、この値は変更できません。

PrecompileScriptIntoBinaryCode プロパティ

スクリプト タスク内で記述したコードを、実行時にその場でコンパイルするのではなく、事前コンパイルするように指定できます。既定では、このブール値のプロパティの値は True です。コードを事前コンパイルすると、スクリプト タスクのパフォーマンスは向上しますが、バイナリ コードが埋め込まれることにより、保存されたパッケージのサイズも大幅に増加します。

スクリプトを 64 ビットのコンピュータで使用するには、事前コンパイルする必要があります。詳細については、「64 ビット コンピュータ上での Integration Services の使用上の注意」を参照してください。

ms136097.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
PrecompileScriptIntoBinaryCode プロパティの値を False から True に変更した後で、スクリプトを少なくとも 1 回は VSA IDE で再度開き、Visual Studio ツールでコードをコンパイルできるようにする必要があります。

EntryPoint プロパティ

EntryPoint プロパティは、スクリプト タスク コードのエントリ ポイントとして Integration Services ランタイムが呼び出す、VSA プロジェクトのクラス名を指定します。既定では、この文字列プロパティの値は ScriptMain です。新しいスクリプト タスクでプロパティを初めて開くと、スクリプト タスクはこれと同じ名前のクラスを作成します。VSA プロジェクトでクラスの名前を変更する場合、またはスクリプト タスクでプロジェクト内の別のクラスを起動する場合は、EntryPoint プロパティの値を変更する必要があります。

ReadOnlyVariables プロパティおよび ReadWriteVariables プロパティ

既存の変数をスペースなしのコンマ区切りリストとして、これらのプロパティの値に入力すると、スクリプト タスクのコード内で、その変数に読み取り専用アクセスまたは読み取り/書き込みアクセスできるようになります。どちらの種類の変数にも、Dts オブジェクトの Variables プロパティを介して、コード内でアクセスします。詳細については、「スクリプト タスクでの変数の使用」を参照してください。

ms136097.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
変数名の大文字と小文字は区別されます。

[スクリプトのデザイン] ボタン

[スクリプトのデザイン] ボタンをクリックすると VSA 開発環境が起動し、カスタム スクリプトを記述できます。詳細については、「スクリプト タスクのコーディングおよびデバッグ」を参照してください。

[スクリプト タスク エディタ] の [式] ページ

[スクリプト タスク エディタ][式] ページでは、式を使用して、上に挙げたスクリプト タスクのプロパティ、およびそれ以外の多くのプロパティに値を指定できます。詳細については、「パッケージでの式の使用」を参照してください。

参照

関連項目

スクリプト タスクのコーディングおよびデバッグ

その他の技術情報

64 ビット コンピュータ上での Integration Services の使用上の注意

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手