OLE DB スキーマ行セット
次の OLE DB スキーマ行セットは、Microsoft XML for Analysis (XMLA) プロバイダによってサポートされています。特定のデータ ソース プロバイダで行セットがサポートされているかどうかを確認するには、Discover メソッドと共に DISCOVER_ENUMERATORS 行セットを使用します。
これらの行セットの詳細情報は、Microsoft Web サイト の MSDN® ライブラリの OLE DB プログラマ向けリファレンスで「スキーマ行セット」のトピックを検索することによっても参照できます。
次の表では、このスキーマ行セットについて説明します。
行セット | 説明 |
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DBSCHEMA_ASSERTIONS |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているアサーションを識別します。 |
データベース管理システム (DBMS) からアクセス可能なカタログに関連付けられている物理属性を識別します。Microsoft Access などの一部のシステムでは、カタログを 1 つしか指定できません。Microsoft SQL Server 2005 の場合、この行セットでは、システム データベースで定義されたすべてのカタログ (データベース) を列挙します。 |
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DBSCHEMA_CHARACTER_SETS |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字セットを識別します。 |
DBSCHEMA_CHECK_CONSTRAINTS |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているチェック制約を識別します。 |
DBSCHEMA_CHECK_CONSTRAINTS_BY_TABLE |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている特定のテーブルのチェック制約を識別します。 |
DBSCHEMA_COLLATIONS |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字照合順序を識別します。 |
DBSCHEMA_COLUMN_DOMAIN_USAGE |
カタログで定義された列のうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているドメインに依存するものを識別します。 |
DBSCHEMA_COLUMN_PRIVILEGES |
カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるテーブル列の権限を識別します。 |
各 DBSCHEMA スキーマ行セットで使用可能な列を識別します。 |
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DBSCHEMA_CONSTRAINT_COLUMN_USAGE |
参照制約、一意制約、チェック制約、およびアサーションによって使用される列のうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているものを識別します。 |
DBSCHEMA_CONSTRAINT_TABLE_USAGE |
参照制約、一意制約、チェック制約、およびアサーションによって使用されるテーブルのうち、カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているものを識別します。 |
DBSCHEMA_FOREIGN_KEYS |
特定のユーザーによってカタログで定義されている外部キー列を識別します。このスキーマ行セットは、SQL を使用しないプログラマの便宜を図って、複数の SQL-92 スキーマ ビューに基づいて構築されています。このスキーマ行セットがサポートされている場合は、関連する SQL-92 ビュー (REFERENTIAL_CONSTRAINTS および CONSTRAINT_COLUMN_USAGE) と同期をとる必要があります。 |
DBSCHEMA_INDEXES |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているインデックスを識別します。 |
DBSCHEMA_KEY_COLUMN_USAGE |
カタログで定義され、特定のユーザーによってキーとして制約される列を識別します。 |
DBSCHEMA_PRIMARY_KEYS |
特定のユーザーによってカタログで定義されている主キー列を識別します。このスキーマ行セットは、SQL を使用しないプログラマの便宜を図って、SQL-92 スキーマ ビューに基づいて構築されています。このスキーマ行セットがサポートされている場合は、関連する SQL-92 ビュー (CONSTRAINT_COLUMN_USAGE) と同期をとる必要があります。 |
DBSCHEMA_PROCEDURE_COLUMNS |
プロシージャによって返される行セットの列に関する情報を返します。 |
DBSCHEMA_PROCEDURE_PARAMETERS |
プロシージャのパラメータとリターン コードに関する情報を返します。 |
DBSCHEMA_PROCEDURES |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているプロシージャを識別します。これは OLE DB の拡張機能です。 |
データ プロバイダによってサポートされている (基本) データ型を識別します。 |
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DBSCHEMA_REFERENTIAL_CONSTRAINTS |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている参照制約を識別します。 |
DBSCHEMA_SCHEMATA |
特定のユーザーによって所有されているスキーマを識別します。 |
DBSCHEMA_SQL_LANGUAGES |
カタログで定義されたデータを処理する SQL 実装によってサポートされているレベル、オプション、および言語の準拠を識別します。 |
DBSCHEMA_STATISTICS |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている統計を識別します。 このテーブルは、TABLE_STATISTICS 行セットとは関係ありません。 |
DBSCHEMA_TABLE_CONSTRAINTS |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されているテーブル制約を識別します。 |
DBSCHEMA_TABLE_PRIVILEGES |
カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるテーブルの権限を識別します。 |
DBSCHEMA_TABLE_STATISTICS |
プロバイダのテーブルで使用できる統計のセットについて記述します。 この行セットは、STATISTICS 行セットとは関係ありません。 |
Microsoft SQL Server 2005 Analysis Services (SSAS) 内でテーブルとして公開されたメジャー グループおよびディメンションを識別します。 |
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DBSCHEMA_TABLES_INFO1 |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるテーブル (ビューも含む) を識別します。 |
DBSCHEMA_TRANSLATIONS |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできる文字変換を識別します。 |
DBSCHEMA_TRUSTEE |
データ ソースのトラスティを列挙します。 |
DBSCHEMA_USAGE_PRIVILEGES |
カタログで定義され、特定のユーザーによって使用または付与されるオブジェクトの USAGE 権限を識別します。 |
DBSCHEMA_VIEW_COLUMN_USAGE |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるビューを識別します。 |
DBSCHEMA_VIEW_TABLE_USAGE |
カタログで定義され、特定のユーザーによって所有されている表示済みテーブルが依存するテーブルを識別します。 |
DBSCHEMA_VIEWS |
カタログで定義され、特定のユーザーがアクセスできるビューを識別します。 |
1 Microsoft XMLA プロバイダの MSOLAP データ ソース プロバイダによってサポートされているスキーマ行セットを示します。
参照
関連項目
DISCOVER_ENUMERATORS 行セット
スキーマ行セット