XML ファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)
[レポート データが含まれている XML ファイル] エクスポート オプションを指定すると、レポートが XML ファイルとして保存されます。レポートの XML のスキーマは、レポート固有のものであり、データのみを含んでいます。XML エクスポート オプションでは、レポート レイアウト情報は保存されません。このオプションで生成された XML は、データベースにインポートしたり、XML データ メッセージとして使用したり、カスタム アプリケーションに送信することができます。
一般的な規則
次の表では、レポート アイテムが XML ファイル フォーマットにエクスポートされたときにどのように表示されるかについて説明します。
| アイテム | どのように表示されるか |
|---|---|
レポート |
XML ドキュメントのトップレベルの要素として表示されます。 |
グラフ、表、マトリックス |
コンテナの要素内部の要素として表示されます。 |
グループ セクションおよび詳細セクション |
各インスタンスはコンテナの要素内部の要素として表示されます。 |
テキスト ボックス |
コンテナ内部の属性または要素として表示されます。 |
マトリックスの列グループ |
行グループ内部の要素として表示されます。 |
XML エクスポート オプションを使用して保存されたレポート データについては、次の点にも注意が必要です。
- XML 要素および XML 属性は、レポート定義に出現する順序で保存されます。
- ページ割り当ては無視されます。
- 画像は無視されます。
データ型
テキスト ボックスの要素または属性には、テキスト ボックスに表示される値に基づいた XML Schema Definition Language (XSD) データ型が割り当てられます。
| テキスト ボックスの値 | 割り当てられるデータ型 |
|---|---|
Int32 |
xsd:integer |
Decimal (または Decimal と任意の整数かバイト データ型) |
xsd:decimal |
Float (または Decimal と任意の整数かバイト データ型) |
xsd:double |
Double (または Decimal と任意の整数かバイト データ型) |
xsd:double |
DateTime |
xsd:dateTime |
Boolean |
xsd:boolean |
String, Char |
xsd:string |
その他 |
xsd:string |
XML のエクスポート オプションによって、レポートのレポート定義言語 (RDL) 要素が XML ファイルとしてどのように保存されるかをよく理解するには、RDL 要素についてさらに詳しく学習する必要があります。RDL 要素の詳細については、SQL Server 2005 Books Online の「レポート定義言語」のトピックを参照してください。
このセクションの内容
| トピック | 内容 |
|---|---|
レポート内の各要素を XML エクスポート オプションで保存する方法について説明します。 |
|
XSL 変換 (XSLT) を XML 出力に適用する方法について説明します。 |
参照
処理手順
別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする方法 (レポート ビルダ)
概念
別の種類のファイルとしてのレポートのエクスポート (レポート ビルダ)
別の種類のファイルとしてレポートをエクスポートする場合のデザイン上の注意事項 (レポート ビルダ)