データベースの暗号化
SQL Server Compact 3.5 のデータベース エンジンでは、データベースを暗号化できます。暗号化されるデータベースは、データベースのパスワードでも保護されます。
重要 : |
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暗号化されたデータベースには、パスワードを使用しないとアクセスできません。そのため、暗号化されたデータベースのパスワードを忘れると、データは復元できなくなります。 |
注意
データベースを暗号化するために使用する暗号化の種類は、接続文字列の属性 Encryption Mode で暗号化モードを設定することによって指定できます。使用できる暗号化モードは、Platform Default、Engine Default、または PPC2003 Compatibility です。
暗号化されたデータベースの作成
暗号化されたデータベースを作成するには、データベースの作成時に、暗号化プロパティとパスワード プロパティの両方を設定する必要があります。暗号化されたデータベースの作成方法を以下に示します。
SQL 構文を使用する方法
暗号化されたデータベースを SQL 構文を使用して作成するには、database_password と ENCRYPTION ON オプションの両方を指定します。以下に例を示します。Create Database "secure.sdf" databasepassword '<password>' encryption on
.NET Compact Framework データ プロバイダの使用
パスワードで保護されたデータベースを SqlCeEngine.CreateDatabase メソッドを使用して作成するには、接続文字列にパスワード プロパティを指定する必要があります。以下に例を示します。"data source=\secure.sdf;password=<enterStrongPasswordHere>;encrypt database=TRUE"
詳細については、Microsoft Visual Studio ドキュメントの System.Data.SqlServerCe.SqlCeEngine クラスに関する情報を参照してください。
OLE DB を使用する方法
OLE DB Provider for SQL Server Compact 3.5 を使用して暗号化されたデータベースを作成するには、プロバイダ固有のプロパティ DBPROP_SSCE_ENCRYPTDATABASE を VARIANT_TRUE として渡し、プロバイダ固有のプロパティ DBPROP_SSCE_DBPASSWORD を使用してパスワードを指定する必要があります。
暗号化されたデータベースへのアクセス
暗号化されたデータベースを開くには、パスワードを入力する必要があります。暗号化されたデータベースへのアクセス方法を以下に示します。
SQL Server Compact 3.5 のデータ プロバイダを使用する方法
パスワードで保護されたデータベースに SqlCeConnection.Open メソッドを使用してアクセスするには、接続文字列にパスワード プロパティを指定する必要があります。以下に例を示します。"data source=ssce.sdf; password=<enterStrongPasswordHere>"
詳細については、Visual Studio ドキュメントの System.Data.SqlServerCe.SqlCeConnection クラスに関する情報を参照してください。
OLE DB を使用する方法
パスワードで保護されたデータベースを OLE DB で開くには、プロバイダ固有のプロパティ DBPROP_SSCE_DBPASSWORD を指定する必要があります。
参照
処理手順
データベースをセキュリティで保護する方法 (SQL Server Management Studio)