[SQL] タブでの SQL ステートメントの実行
SQL Server Compact 3.5 (SQL Server Compact 3.5) クエリ アナライザを使用して SQL ステートメントを実行する場合は、次の条件が適用されます。
- 1 つの SQL ステートメント、またはセミコロン (;) で区切られた複数のステートメントから構成されるクエリを実行できます。
- 実行時にテキストが選択されていない場合、SQL Server Compact 3.5 では、[SQL] タブのすべてのテキストを 1 つのバッチとして実行を試みます。
- 2 個のダッシュ (--) で始まる行は、コメントと見なされて無視されます。
- 切り取りボタン、コピー ボタン、貼り付けボタンを使用してテキストを編集できます。
- [SQL] メニューの [Word Wrap] が選択されている場合、SQL ステートメントは [SQL] タブの画面の幅に合わせて折り返して表示されます。[Word Wrap] が選択されていない場合は、SQL ステートメントは画面に収まらないことがあります。
タップすると、SQL ステートメントまたはバッチが実行されます。 |
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タップすると、テキストがクリップボードに移動します。 |
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タップすると、テキストがクリップボードにコピーされます。 |
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タップすると、クリップボード上のテキストが貼り付けられます。 |
プラン表示および実行プランの使用
SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザでは、プラン表示または実行プランを生成および保存できます。デバイス上で SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを実行し、クエリを実行して、XML プラン表示データを .SQLPlan ファイルに保存できます。この .SQLPlan ファイルをデスクトップにコピーし、SQL Server Management Studio を使用して表示できます。
実行プランを生成するには
[SQL] タブで、[Actual Execution Plan] または [Estimated Execution Plan] を選択します。
注意
[Actual Execution Plan] を選択してクエリを実行し、実際の実行プランを生成します。[Estimated Execution Plan] を選択すると、クエリは実行されませんが、推定実行プランが生成されます。
クエリを入力し、実行ボタン (緑の矢印) をタップします。
実行プランを保存する場所の入力を求められます。保存する実行プランの名前を入力し、[OK] をタップします。[Type] フィールドは無効になっており、常に [Execution plan (*.sqlplan)] に設定されています。
注意
[Actual Execution Plan] を選択した場合、SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザで最初にクエリが実行されます。結果は [Grid] タブに設定されますが、この時点ではまだ [Grid] タブには表示されません。また、[Type] フィールドは常に無効になっており、[Execution plan (*.sqlplan)] に設定されています。
SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザにより XML データが保存され、[Grid] タブに結果が表示されます。
注意
[Actual Execution Plan] ではなく [Estimated Execution Plan] を選択した場合、実際に実行されたクエリがないので、[Grid] タブは空になります。
SQL スクリプトの管理
[SQL] タブでは、SQL Server Compact 3.5 の新しいスクリプト ファイルを作成したり、既存のファイルを開いたり、ディレクトリにファイルを保存することができます。また、よく使用する SQL ステートメントを直接 SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザに保存し、編集して再利用することもできます。以下の作業を実行する際は通常、[SQL] メニューの [New] コマンド、[Open] コマンド、および [Save] コマンドを使用します。
新しい SQL Server Compact 3.5 スクリプト ファイルを起動するには
- [SQL] メニューの [New] をタップします。[SQL] タブからすべてのテキストが消去され、新しいスクリプト ファイルが起動されます。
SQL Server Compact 3.5 スクリプト ファイルを開くには
- 前回アクセスした最新の SQL Server Compact 3.5 スクリプト ファイルを開くには、[Tools] メニューをタップし、目的のファイルをタップします。
または
- [SQL] メニューの [Open] をタップします。[Name] ボックスの一覧で、目的のスクリプト ファイルをタップします。目的のファイルが [Folder] ボックスの [Name] ボックスの一覧に表示されない場合は、ファイルのディレクトリを選択し、[Type] ボックスでファイルの種類を指定します。
SQL Server Compact 3.5 スクリプト ファイルを保存するには
- 使用中のスクリプト ファイルを保存するには、[SQL] メニューの [Save] をタップします。そのファイルが既に存在する場合は、[SQL] タブに表示されるファイルのうち、最新のバージョンが現在のディレクトリに保存されます。
または
- スクリプト ファイルが新しい場合、[Save As] ダイアログ ボックスで、[Name]、[Folder]、[Type]、および [Location] ボックスに適切な情報を入力します。
注意
スクリプトを開いて変更を加えると、加えた変更は自動的に保存されます。
よく使用する SQL ステートメントを保存し、編集して再利用する
SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザには、よく使用する SQL ステートメントを 10 個まで直接保存できます。また、各ステートメントのテキストを同時に参照し、どのステートメントを編集して再利用するかを決めることができます。
SQL ステートメントを保存するには
- [SQL] タブで、保存するテキストを選択し、プリセット ボタンをタップします (一覧の末尾の数値を参照)。
- [Button Presets] ダイアログ ボックスで、ステートメントの保存先プリセット ボタン番号 (1 ~ 10) をタップします。ステートメントの先頭行がボタン番号の横に表示されます。以前に他の SQL ステートメントを追加したことがある場合、そのボタン番号の横にはそのステートメントの先頭行が表示されています。新しいステートメントの保存先として選択したボタン番号が、以前追加したステートメントの番号と同じ場合は、前のステートメントは新しいステートメントによって上書きされます。
- [OK] をタップして保存します。
タップすると、SQL ステートメントが保存されます。 |
保存したステートメントを開くには
- [SQL] タブで、保存したステートメントに対応するプリセット ボタン番号をタップします。どのボタン番号を選択すればよいかわからない場合は、プリセット ボタンをタップして、保存されているステートメントの一覧を表示します。目的のステートメントの番号を確認したら、[Cancel] をタップして [SQL] タブに戻ります。次の図は、Pocket PC デバイスに表示された SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザです。
A. タップして、保存されている SQL ステートメントを開きます。ステートメントが保存されているプリセット ボタン番号に対応する番号をタップします。
B. タップして、保存されている SQL ステートメントの一覧、およびそれに対応するプリセット ボタン番号を表示するか、SQL ステートメントを保存します。SQL ステートメントを保存するには、テキストを入力し、そのテキストを選択しておく必要があります。
SQL ステートメントを開いて編集した場合、変更は [Button Presets] ダイアログ ボックスには反映されません。変更を保存するには、上記のステートメントの保存手順と同じ手順を繰り返します。