AddSubscription メソッド (レプリケーション)
アプリケーションで AddSubscription メソッドを呼び出すと、既存の MicrosoftSQL Server パブリケーションに対する新規の匿名サブスクリプションが作成されます。アプリケーションでは AddSubscription メソッドを呼び出した後で、Synchronize メソッドを呼び出し、新しいサブスクリプションをパブリケーションと同期させる必要があります。
構文
object.AddSubscription(DBADDOPTION)
適用対象
SQL Server Compact 3.5 Replication オブジェクト
汎用パラメーター
パラメーター |
説明 |
---|---|
DBADDOPTION |
新しいサブスクリプションの作成方法を指定します。 |
DBADDOPTION パラメータ
DBADDOPTIONを使用して、新しいサブスクリプションの作成方法を指定します。このパラメータでは、次の表に示す設定値に従って、新しい SQL Server Compact 3.5 データベースを作成するか、既存のデータベースを使用するかが決定されます。
定数 |
値 |
説明 |
---|---|---|
EXISTING_DATABASE |
0 |
SQL Server Compact 3.5 データベースが既に作成されているものと見なします。 |
CREATE_DATABASE |
1 |
デバイス上に SQL Server Compact 3.5 データベースを作成します (既定)。 |
DBADDOPTION に値 EXISTING_DATABASE を使用すると、データベースが既に存在していることが指定されますが、データベースの内容はパブリッシャから取得する必要があります。この場合、AddSubscription および Synchronize メソッドによって SQL Server Compact 3.5 サブスクリプションが作成され、データベースの内容が SQL Server パブリッシャからダウンロードされます。
1 つの SQL Server Compact 3.5 データベースを複数のパブリケーションのサブスクライバに設定できるため、EXISTING_DATABASE 値を使う場合には特に注意する必要があります。データベースが既に存在しているときに追加サブスクリプションを追加する場合、AddSubscription メソッドを呼び出す前に、Publisher、Publication、および PublisherDatabase の各プロパティを指定する必要があります。
DBADDOPTION に値 CREATE_DATABASE を指定すると、まず SQL Server Compact 3.5 データベースが作成された後で、サブスクリプションの内容がパブリッシャから取得されます。この場合、AddSubscription および Synchronize メソッドによって SQL Server Compact 3.5 データベースとサブスクリプションが作成され、データベースの内容が SQL Server パブリッシャからダウンロードされます。
プロトタイプ
HRESULT AddSubscription(DBADDOPTION DBAddOption);
戻り値
リターン コード |
説明 |
---|---|
S_OK |
メソッドが成功しました。 |
FAILED(HRESULT) |
エラーの詳細については SSCEErrors コレクションを参照してください。 |
説明
SQL Server Compact 3.5 アプリケーションがパブリケーションをサブスクライブしてデータをレプリケートするためには、事前にデータベース管理者が、マージ レプリケーションがサポートされるように SQL Server を構成し、SQL Server Compact 3.5 サブスクリプションに対して有効な SQL Server パブリケーションを作成しておく必要があります。