IIS の手動構成
Web 同期の構成ウィザードで設定される Microsoft SQL Server Compact 3.5 の接続のサポートとセキュリティのオプションは、手動で構成することもできます。次に、レプリケーションとリモート データ アクセス (RDA) を使用する際に必要な最小構成を簡単に示します。
レプリケーションと RDA 用の IIS の手動構成
レプリケーションまたは RDA 用に Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を構成するには、次の手順に従って操作します。
IIS を使用して仮想ディレクトリを作成します。
仮想ディレクトリの別名を指定します。
仮想ディレクトリのコンテンツ フォルダの場所を指定します。SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェント (Sqlcesa35.dll) のコピーは、このディレクトリに配置する必要があります。既定では、SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントは、%Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\sync\SQL にインストールされます。
注意
InternetURL プロパティの一部として、IIS と仮想ディレクトリを実行しているコンピュータの名前を指定する必要があります。必要に応じて、SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェント (Sqlcesa35.dll) のファイル名を含めることができます。たとえば、"https://www.adventure-works.com/sqlce/Sqlcesa35.dll" という URL では、仮想ディレクトリ名 "sqlce" の SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントにアクセスします。
仮想ディレクトリの実行アクセス許可を指定します。
詳細については、「[仮想ディレクトリ情報] (SQL Server Compact)」を参照してください。
注意
IIS 6.0 では、Web サービス拡張として SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェントを追加し、[許可] に設定します。
sqlcerp35.dll を IIS 仮想ディレクトリに登録します。sqlcerp35.dll を登録するには、コマンド プロンプトを開いて「regsvr32 "%Program Files%\Microsoft SQL Server Compact Edition\v3.5\sync\SQL\sscerp35.dll"」と入力します。
IIS を使用して IIS 認証を構成します。手順 1. で作成した仮想ディレクトリのプロパティを変更します。SQL Server Compact 3.5 では、次の 3 つの認証オプションがサポートされています。
匿名アクセス
基本認証
統合 Windows 認証
詳細については、仮想ディレクトリ情報を参照してください。
Windows エクスプローラを使用して IIS 承認を構成します。
注意
IIS を実行しているコンピュータに FAT ファイル システムが存在する場合は、この手順を省略できます。SQL Server Compact 3.5 レプリケーションまたは RDA は FAT ファイル システムで動作しますが、NTFS ファイル システムの使用をお勧めします。
IIS 仮想ディレクトリを構成したときに指定したコンテンツ フォルダに移動して、ディレクトリ承認を構成します。フォルダに次の NTFS アクセス許可を追加します。
ユーザー
必要なアクセス許可
匿名アクセスの場合、computername\IUSR_computername または構成済みの IIS 匿名ユーザー アカウントにアクセス許可を与えます。
読み取りと書き込み
基本認証または統合 Windows 認証の場合、クライアント ユーザーまたはグループにアクセス許可を与えます。
読み取りと書き込み
IIS 仮想ディレクトリを構成したときに指定したコンテンツ フォルダに移動して、SQL Server Compact 3.5 サーバー エージェント承認を構成し、次の NTFS アクセス許可を Sqlcesa35.dll に追加します。
ユーザー
必要なアクセス許可
匿名アクセスの場合、computername\IUSR_computername または構成済みの IIS 匿名ユーザー アカウントにアクセス許可を与えます。
読み取りと実行
基本認証または統合 Windows 認証の場合、クライアント ユーザーまたはグループにアクセス許可を与えます。
読み取りと実行