SQL Server データベースへのアクセスの許可
リモート データ アクセス (RDA) を使用するには、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) と SQL Server 認証の構成に応じて、MicrosoftSQL Server データベースへのアクセスを許可する必要があります。プログラムを使用して RDA を実装することによって、この手順を実行します。
次の表は、さまざまな IIS 認証モードと SQL Server 認証モードの組み合わせが使用されているときに許可する必要のあるデータベース アクセスの一覧です。
IIS 認証モード |
SQL Server 認証モード |
データベース アクセス許可対象 |
---|---|---|
匿名アクセス |
統合 Windows 認証 |
computername\IUSR_computername または構成済みの IIS 匿名ユーザー アカウント。 |
基本認証 |
統合 Windows 認証 |
IIS クライアントのユーザーまたはグループ。 |
統合 Windows 認証 |
統合 Windows 認証 |
IIS クライアントのユーザーまたはグループ。この構成は、SQL Server と IIS が同じコンピュータで実行されている場合にのみサポートされます。 |
匿名アクセス、基本認証、または統合 Windows 認証 |
SQL Server 認証 |
RDA オブジェクトに含まれている Pull、Push、または SubmitSQL メソッドの SQL ServerOLEDBConnectionString パラメータに指定されているユーザー。 |
たとえば、IIS 認証モードと統合 Windows 認証で匿名アクセスを使用する場合、computername\IUSR_computernameにデータベースへのアクセスを許可する必要があります (このアカウントはドメイン アカウントではなく、コンピュータで SQL Server と IIS の両方が実行されている場合にのみサポートされます)。または、IIS 匿名ユーザー アカウントを構成する必要があります。
データベース アクセスを構成するには
SQL Server を実行しているコンピュータで、SQL Server Management Studio を起動します。[登録済みサーバー] ペインで、[SQL Server] をダブルクリックします。
[オブジェクト エクスプローラ] ペインで、[SQL Server] を展開し、[セキュリティ] フォルダを展開します。[ログイン] を右クリックして、[新しいログイン] をクリックします。
[ログイン - 新規作成] ダイアログ ボックスで、Windows 認証モードまたは SQL Server 認証モードのいずれかを指定します。
Windows 認証を使用する場合は、ログオン名を入力し、[サーバー アクセスを許可する] または [サーバー アクセスを拒否する] のいずれかを選択します。
SQL Server 認証を使用する場合は、ログオン名とパスワードを入力し、確認用のパスワードを入力します。
左ペインで、[データベース アクセス] をクリックします。
右ペインで、アクセスを許可するデータベースの [許可] チェック ボックスをオンにして、[OK] をクリックします。