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SQL Server Compact データベースのデータに対するクエリの実行

SQL Server Management Studio に含まれているクエリ エディターは、データベースに対して Transact-SQL ステートメントを作成および実行できる言語エディターです。IntelliSense、ステートメントの完了、および書式設定などの機能が含まれています。

クエリ エディターは、.NET Compact Framework Data Provider for SQL Server (System.Data.SqlClient) を使用して、MicrosoftSQL Server データベースに接続してクエリを実行します。Microsoft SQL Server Compact 3.5 データベースの場合、クエリ エディターは、Tabular Data Stream (TDS) プロトコルと一緒に SqlServerCeClient プロバイダーを使用します。

TDS は、ネットワーク経由で Transact-SQL ステートメントを送信する SqlServerCeClient プロバイダによって使用されるプロトコルです。クエリ エディタとの統合用に開発された TDS Server は、スマート デバイス上のプロセスで、TDS パケットを待機して受信し、Transact-SQL ステートメントを解析します。その後、Transact-SQL ステートメントは SQL Server Compact 3.5 データベースに渡されます。

SQL Server Compact 3.5 では、SQL Server で使用される Transact-SQL コマンドのサブセットのみサポートされます。SQL Server Management Studio を使用して SQL Server Compact 3.5 データベースへのクエリを実行すると、サポートされていないコマンドがクエリから削除されます。その後、クエリ実行コンポーネントから指定されたデータベースに接続され、クエリが実行されます。

クエリ エディタには、上部にクエリ ペインがあり、下部に結果ペインがあります。結果ペインには、実行されたクエリから取得された情報が表示されます。結果ペインのデータは、読み取り専用です。

SQL Server Management Studio を使用して SQL Server Compact 3.5 データベースにアクセスし、データベースを作成することに加え、スマート デバイスで SQL Server Compact 3.5 クエリ アナライザを使用することもできます。