RdaTrackOption 列挙体
デバイスにプルされたテーブルを追跡するかどうかを指定します。
名前空間: System.Data.SqlServerCe
アセンブリ: System.Data.SqlServerCe (System.Data.SqlServerCe.dll)
構文
'宣言
Public Enumeration RdaTrackOption
'使用
Dim instance As RdaTrackOption
public enum RdaTrackOption
public enum class RdaTrackOption
type RdaTrackOption
public enum RdaTrackOption
メンバー
メンバー名 | 説明 | |
---|---|---|
TrackingOff | SQL Server Compact 3.5 で、プルされたテーブルへの変更を追跡しないことを示します。ローカルに PRIMARY KEY 制約は作成されません。 | |
TrackingOn | SQL Server Compact 3.5 で、プルされたテーブルへのすべての変更を追跡することを示します。sqlSelectString で指定した値に関連する PRIMARY KEY 制約が、ローカル テーブルに作成されます。これは、既定の設定です。 | |
TrackingOnWithIndexes | SQL Server Compact 3.5 で、プルされたテーブルへのすべての変更を追跡することを示します。sqlSelectString で指定した SQL Server テーブルに存在するインデックスと PRIMARY KEY 制約が、ローカル テーブルに作成されます。 | |
TrackingOffWithIndexes | SQL Server Compact 3.5 で、プルされたテーブルへの変更を追跡しないことを示します。sqlSelectString で指定した SQL Server テーブルに存在するインデックスと PRIMARY KEY 制約が、ローカル テーブルに作成されます。 |
説明
このプロパティでは、SQL Server Compact 3.5 によって、プルされたテーブルへの変更を追跡するかどうかを指定します。TrackingOn または TrackingOnWithIndexes を指定することによって、スマート デバイスにプルされたテーブルを更新し、その後、変更したレコードを元の SQL Server テーブルにプッシュできます。TrackingOn を指定した場合は、プルされたテーブルに PRIMARY KEY 制約が作成されます。TrackingOnWithIndexes を指定した場合は、プルされたテーブルに、PRIMARY KEY 制約および関連するインデックスが作成されます。
注意
インデックスは、インデックスを構成する列がプルされた場合にだけ作成されます。
どちらの場合も、SQL Server Compact 3.5 は、ローカル テーブルで挿入、更新、または削除されたレコードをすべて追跡します。
アプリケーションが Push メソッドを呼び出すと、SQL Server Compact 3.5 は変更追跡情報を使用して、ローカルの SQL Server Compact 3.5 テーブルで挿入、更新、および削除されたレコードを検索し、これらの変更を SQL Server に反映します。
RdaTrackOption が TrackingOn または TrackingOnWithIndexes に設定されている場合は、次の制限が適用されます。
更新できないレコードセットが SELECT ステートメントから返された場合は、エラーが発生します。
主キーは、SELECT ステートメントから返される更新可能なレコードセットに対して定義される必要があります。
SELECT ステートメントでは、ビューまたはストアド プロシージャを参照できます。ただし、参照するビューまたはストアド プロシージャは、1 つのテーブルだけを参照していて、更新可能である必要があります。
TrackingOnWithIndexes を指定した場合、SQL Server テーブルに存在し、Pull メソッドの sqlSelectString 引数で指定した列に関連するインデックスが、Pull の localTableName 引数で指定した SQL Server Compact 3.5 ローカル テーブルに対して作成されます。
errorTableName プロパティで、Push エラーを格納するテーブル名を指定します。SQL Server Compact 3.5 は、アプリケーションから Push メソッドが呼び出されたときにエラーが発生するとエラー テーブルを作成し、エラーが発生するたびにそのテーブルにレコードを挿入します。Push メソッドの完了時に、アプリケーションからエラー テーブルを確認して、エラーが発生したかどうかを調べることができます。errorTableName は、TrackingOn または TrackingOnWithIndexes が指定されている場合にだけ指定できます。RDA でのエラー テーブルの処理方法の詳細については、SQL Server Compact 3.5 オンライン ブックの「RDA の競合の検出と報告」を参照してください。