多次元モードおよびデータマイニングモードでの Analysis Services のインストール

[アーティクル]
03/06/2017

Analysis Services は、ビジネスインテリジェンスアプリケーション用のオンライン分析処理 (OLAP) とデータマイニング機能を提供します。このリリースでは、Analysis Services を 多次元モードでインストールするときに、OLAP データベースとデータマイニングモデルのサポートを利用できます。多次元モードは、Analysis Services が実行される 3 つのサーバーモードのうちの 1 つです。これは既定のモードです。既定値を使用して Analysis Services をインストールすると、多次元データベースとデータマイニングモデルを実行するインスタンスが取得されます。

Analysis Services はマルチインスタンス機能です。つまり、1 台のコンピューターに複数のインスタンス Analysis Services をインストールすることも、Analysis Services の新しいインスタンスを以前のバージョンと並行して実行することもできます。サーバーモードはインスタンスに固有です。他のモードを使用するには、サーバーの追加インスタンスをインストールする必要があります。

Analysis Services は、単独でインストールすることも、他のコンポーネントと共にインストールすることもできます。 Analysis Services のみをインストールする場合は、SQL Server インストールウィザードの [機能の選択] ページで [Analysis Services] を選択すると、次の機能がインストールされます。

Analysis Services データベースとデータマイニングモデルを実行するための Analysis Services サーバー
ソースデータベースへの Analysis Services データアクセスに使用されるデータプロバイダー
SQL Server 構成マネージャー

追加機能の選択

Analysis Services OLAP およびデータウェアハウスソリューションでは、Analysis Services データベースの開発、展開、および管理を可能にするために、追加のSQL Server コンポーネントをインストールする必要があります。一般的なユーザーシナリオでは、データベースサービスに加えて次の機能もインストールします。

analysis Services データ構造とデータマイニングモデルを作成および表示するために使用されるSQL Server Data Tools (SSDT)。
クライアントツール接続コンポーネント: クライアントとサーバー間の通信に使用されます。DB-Library、ODBC、OLE DB 向けのネットワークライブラリなどが該当します。
Integration Services。データの移動、コピー、および変換を行うグラフィカルでプログラム可能なオブジェクトのセットです。
SQL Server 構成マネージャー、SQL Server Management Studio、SQL Server Profiler、レプリケーションモニターなどの管理ツール。

インストール作業

インストール作業では、次の操作を行います。

リンク	タスク
SQL Server 2014 のインストールと Windows サービスアカウントとアクセス許可の構成に関するハードウェアとソフトウェアの要件。	セットアップを実行する前に、Analysis Services をインストールするための前提条件をチェックし、サーバーのプロビジョニングに使用するアカウントを決定します。
インストールウィザード (セットアップ) から SQL Server 2014 をインストールします。	SQL Server セットアップを実行して、ソフトウェアをインストールします。
Analysis Services のアクセスを許可するための Windows ファイアウォールの構成	セットアップが完了したら、ファイアウォールの設定を構成して、サーバーに対するリモート接続を許可する必要があります。
オブジェクトと操作へのアクセスの承認 (Analysis Services)	Analysis Services データベースにアクセスするユーザーには、サーバー上の少なくとも 1 つのデータベースに対する読み取り権限が必要です。