IBCPSession (OLE DB)
IBCPSession インターフェイスでは、SQL Server のファイルベースの一括コピー操作のサポートが公開されます。 IBCPSession インターフェイスは、SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーでセッションと同じレベルで公開されます。 SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーでは、データ ソース オブジェクトは Session オブジェクトのファクトリであり、一括コピー操作は接続プロパティ SSPROP_ENABLEBULKCOPYで指定されます。 また、SSPROP_ENABLEFASTLOAD プロパティは true に設定する必要があります。
IDBCreateSession::CreateSession メソッドを呼び出すと、BulkCopySession オブジェクトが作成されます。 その後、作成された IBCPSession オブジェクトの IBCPSession インターフェイスとほぼ同じシグネチャを使用して、IBCPSession オブジェクト経由で公開されるファイルベースのすべての一括コピー メソッドを呼び出せるようになります。
Note
SQL Server Native Client OLE DB プロバイダーは、IRowsetFastLoad インターフェイスを介したメモリベースの一括コピー操作をサポートしています。
一括コピー操作にSQL Server Native Client OLE DB プロバイダーを使用する方法の詳細については、「一括コピー操作の実行」を参照してください。
IBCPSession インターフェイスの使用方法を示したサンプルについては、「IBCPSession::BCPDone (OLE DB)」を参照してください。
このセクションの内容
方法 | 説明 |
---|---|
IBCPSession::BCPColFmt (OLE DB) | プログラム変数と SQL Server 列のバインドを作成します。 |
IBCPSession::BCPColumns (OLE DB) | SQL Server テーブル内の列にバインドされるフィールド数を設定します。 |
IBCPSession::BCPControl (OLE DB) | 一括コピー操作のオプションを設定します。 |
IBCPSession::BCPDone (OLE DB) | SQL Server に送信される残りの行をコミットします。 |
IBCPSession::BCPExec (OLE DB) | 一括コピー操作を実行します。 |
IBCPSession::BCPInit (OLE DB) | 一括コピー構造を初期化し、エラー チェックを実行して、データ ファイルとフォーマット ファイルの名前が正しいことを確認します。その後、それらのファイルを開きます。 |
IBCPSession::BCPReadFmt (OLE DB) | フォーマット ファイルから列ごとにフォーマット情報を読み取ります。 |
IBCPSession::BCPWriteFmt (OLE DB) | フォーマット ファイルに列ごとのフォーマット情報を書き込みます。 |