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ユーザー権限とグループ権限の重複 (Master Data Services)

ユーザーの権限は、次の権限に基づきます。

  • グループのメンバーシップの権限

  • ユーザーに明示的に割り当てられた権限

ユーザーが複数のグループのメンバーであり、それらのグループがマスター データ マネージャーへのアクセス権を持っている場合、次の規則が適用されます。

  • 拒否 が他のどの権限をオーバーライドします。

  • Update読み取り専用をオーバーライドします。

上記のルールは、 [モデル] タブと [階層メンバー] タブに適用されます。 権限は、各タブで解決された後で組み合わされます。 詳細については、「アクセス許可の決定方法 (マスター データ サービス)」を参照してください。

注意

ユーザー権限とグループ権限の重複がどのように解決されているかは、ユーザー インターフェイスに表示できます。 [モデル] タブと [階層メンバー] タブにはドロップダウン リストがあり、そこから [有効] をクリックして有効な権限を表示できます。

例 1

mds_conc_user_group_ex_1

ユーザーがグループ 1 とグループ 2 に属しています。

ユーザーは Product エンティティに対する 読み取り専用 アクセス許可を持っています。

グループ 1 には、Product エンティティに対する 更新 権限が与えられています。

グループ 2 には、Product エンティティに対する 読み取り専用 アクセス許可があります。

結果: ユーザーの有効な権限は、Product エンティティに対する 更新 権限となります。

例 2

mds_conc_user_group_ex_2

ユーザーがグループ 1 とグループ 2 に属しています。

ユーザーは Product エンティティに対する 読み取り専用 アクセス許可を持っています。

グループ 1 には、Product エンティティに対する 更新 権限が与えられています。

グループ 2 には、Product エンティティに対する 拒否 権限が与えられています。

結果: ユーザーの有効な権限は、Product エンティティに対する 拒否 権限となります。

例 3

mds_conc_user_group_ex_3

ユーザーがグループ 1 とグループ 2 に属しています。

ユーザーには、階層ノードのメンバーのグループに対する 更新 権限が与えられています。

グループ 1 には、階層ノード内のメンバーのグループに対する 読み取り専用 アクセス許可があります。

グループ 2 には、階層ノード内のメンバーのグループに対する 読み取り専用 アクセス許可があります。

結果: ユーザーの有効な権限は、メンバーに対する 更新 権限となります。

参照

権限の決定方法 (Master Data Services)
モデル権限とメンバー権限の重複 (Master Data Services)