データベース ミラーリング セッションの手動フェールオーバー (SQL Server Management Studio)
ミラー化されたデータベースが同期されている場合 (つまり、データベースが SYNCHRONIZED 状態である場合)、データベース所有者はミラー サーバーに対して手動フェールオーバーを開始できます。
手動フェールオーバー中、フェールオーバーが発生するデータベースに対するプリンシパル サーバーとミラー サーバーのロールが切り替わります。 その結果、ミラー データベースがプリンシパル データベースになり、プリンシパル データベースがミラー データベースになります。 次の表は、 SQLDBENGINE0_1
と SQLDBENGINE0_2
という 2 つのミラーリング パートナーを例にとって、そのロールが手動フェールオーバーによってどのように切り替わるかを示しています。
サーバー | フェールオーバー前 | フェールオーバー後 |
---|---|---|
SQLDBENGINE0_1 |
PRINCIPAL | MIRROR |
SQLDBENGINE0_2 |
MIRROR | PRINCIPAL |
その他のデータベース ミラーリング セッションに対するサーバーのロールは影響を受けません。 詳細については、「データベース ミラーリング セッション中の役割の交代 (SQL Server)」をダウンロードしてください。
データベース ミラーリングを手動でフェールオーバーするには
プリンシパル サーバー インスタンスに接続し、 [オブジェクト エクスプローラー] ペインでサーバー名をクリックして、サーバー ツリーを展開します。
[データベース] を展開し、フェールオーバー先のデータベースをクリックします。
データベースを右クリックして [タスク] を選択し、 [ミラー] をクリックします。 [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスの [ミラーリング] ページが開きます。
[フェールオーバー] をクリックします。
確認のメッセージが表示されます。 Windows 認証を使用してミラー サーバーに接続しようとすると、プリンシパル サーバーが開始されます。 Windows 認証が機能しない場合は、プリンシパル サーバーに [サーバーへの接続] ダイアログ ボックスが表示されます。 ミラー サーバーで SQL Server 認証を使用する場合は、 [認証] ボックスで [SQL Server 認証] を選択します。 [ログイン] テキスト ボックスで、ミラー サーバー上で接続するログイン アカウントを指定し、 [パスワード] テキスト ボックスで、そのアカウントのパスワードを指定します。
フェールオーバーに成功すると、 [データベースのプロパティ] ダイアログ ボックスが閉じます。 その結果、ミラー データベースがプリンシパル データベースになり、プリンシパル データベースがミラー データベースになります。
フェールオーバーに失敗すると、エラー メッセージが表示され、ダイアログ ボックスが開いたままになります。
重要
[ミラーリング] ページを開いた後でプロパティを変更した場合、それらの変更内容は保存されません。
ダイアログ ボックスが自動的に閉じられます。
参照
[データベースのプロパティ] ([ミラーリング] ページ)
データベース ミラーリング (SQL Server)
データベース ミラーリング セッションを手動でフェールオーバーする方法 (Transact-SQL)
データベース ミラーリング セッションの一時停止または再開 (SQL Server)
データベース ミラーリングの削除 (SQL Server)