two digit year cutoff サーバー構成オプションの構成
このトピックでは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用して、SQL Server 2014 で 2 桁の年のカットオフ サーバー構成オプションを構成する方法について説明します。 two digit year cutoff オプションでは、2 桁の年を 4 桁の西暦年として解釈する場合に世紀の区切りとする年 (終了年) を 1753 ~ 9999 の整数で指定します。 SQL Server の既定の期間は 1950 から 2049 です。これは、終了年が 2049 であることを表します。 これは、SQL Server で、49 の 2 桁表記は 2049 年、50 は 1950 年、99 は 1999 年と解釈されることを意味します。 旧バージョンとの互換性を保つため、この設定は既定値のままにします。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
以下を使用して two digit year cutoff オプションを構成するには:
始める前に
推奨事項
このオプションは高度なオプションであり、経験豊富なデータベース管理者または認定 SQL Server 技術者のみが変更する必要があります。
OLE オートメーション オブジェクトでは、2 桁の西暦の終了年として 2030 が使用されます。 two digit year cutoff オプションを使用すると、SQL Server とクライアント アプリケーション間で日付値を一致させることができます。 ただし、あいまいな日付で混乱するのを防ぐために、2 桁より 4 桁で年を表記することをお勧めします。
セキュリティ
アクセス許可
パラメーターなしで、または最初のパラメーターだけを指定して sp_configure を実行する権限は、既定ですべてのユーザーに付与されます。 両方のパラメーターを指定して sp_configure を実行し構成オプションを変更したり RECONFIGURE ステートメントを実行したりするには、ALTER SETTINGS サーバーレベル権限がユーザーに付与されている必要があります。 ALTER SETTINGS 権限は、 sysadmin 固定サーバー ロールと serveradmin 固定サーバー ロールでは暗黙のうちに付与されています。
SQL Server Management Studio を使用する
two digit year cutoff オプションを構成するには
オブジェクト エクスプローラーで、サーバーを右クリックし、 [プロパティ] をクリックします。
[その他のサーバーの設定] ノードをクリックします。
[2 桁の年のサポート] の [2 桁の年を以下の間にある年として解釈] ボックスに、期間の終了する年を入力または選択します。
Transact-SQL の使用
two digit year cutoff オプションを構成するには
データベース エンジンに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、 [実行] をクリックします。 この例では、 sp_configure を使用して、
two digit year cutoff
オプションの値を2030
に設定する方法を示します。
USE AdventureWorks2012 ;
GO
EXEC sp_configure 'show advanced options', 1;
GO
RECONFIGURE ;
GO
EXEC sp_configure 'two digit year cutoff', 2030 ;
GO
RECONFIGURE;
GO
詳細については、「サーバー構成オプション (SQL Server)」を参照してください。
補足情報: two digit year cutoff オプションを構成した後
新しい設定は、サーバーを再起動しなくてもすぐに有効になります。
参照
サーバー構成オプション (SQL Server)
sp_configure (Transact-SQL)
RECONFIGURE (Transact-SQL)