OLAP のプロパティ
Analysis Services では、次の表に示す OLAP サーバーのプロパティがサポートされています。 その他のサーバー プロパティとその設定方法の詳細については、「 Configure Server Properties in Analysis Services」を参照してください。
適用対象: 多次元サーバー モードのみ
メモリ
DefaultPageSizeForData
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForDataHeader
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForIndex
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForIndexHeader
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForString
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForHash
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultPageSizeForProp
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
レイジー処理
Enabled
レイジー集計処理が有効かどうかを示すブール型プロパティです。
SleepIntervalSecs
保留中のレイジー処理ジョブがあるかどうかをサーバーが確認する間隔を秒単位で定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
MaxCPUUsage
レイジー処理の最大 CPU 使用量を比率として定義する、符号付き 64 ビット倍精度浮動小数点数のプロパティです。 サーバーは、スナップショットに基づいて平均 CPU 使用量を監視します。 CPU が瞬間的にこのしきい値を超えるのは正常な動作です。
このプロパティの既定値は 0.5 であり、CPU の最大 50% がレイジー処理に充てられることを示します。
MaxObjectsInParallel
並列レイジー処理を実行できるパーティションの最大数を指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
MaxRetries
レイジー処理が失敗した場合にエラーが発生する前にイベントでの再試行の回数を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
プロセス プラン
CacheRowsetRows
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CacheRowsetToDisk
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DistinctBuffer
個別のカウントに使用される内部バッファーのサイズを定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。 メモリ使用量を犠牲にして個別のカウントの処理を高速化するには、この値を大きくします。
EnableRolapDimQueryTableGrouping
テーブルのグループ化が ROLAP ディメンションに対して有効かどうかを指定するブール型プロパティです。 True の場合、実行時に ROLAP ディメンションをクエリすると、属性ごとに別々にクエリされるのではなく、ROLAP ディメンション テーブル全体が一度にクエリされます。
EnableTableGrouping
テーブルのグループ化が有効かどうかを指定するブール型プロパティです。 True の場合、ディメンションを処理すると、属性ごとに別々にクエリされるのではなく、ディメンション テーブル全体が一度にクエリされます。
ForceMultiPass
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MaxTableDepth
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MemoryAdjustConst
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MemoryAdjustFactor
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MemoryLimit
処理に充てるメモリの最大量を定義する、符号付き 64 ビット倍精度浮動小数点数のプロパティです。物理メモリの比率として表されます。
このプロパティの既定値は 65 であり、物理メモリの最大 65% がキューブおよびディメンションの処理に充てられることを示します。
MemoryLimitErrorEnabled
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
OptimizeSchema
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
プロアクティブ キャッシュ
DefaultRefreshInterval
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DimensionLatencyAccuracy
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
PartitionLatencyAccuracy
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
プロセス
AggregationMemoryLimitMax
集計処理に充てることができるメモリの最大量を定義する、符号付き 64 ビット倍精度浮動小数点数のプロパティです。物理メモリの比率として表されます。
このプロパティの既定値は 80 であり、物理メモリの最大 80% が集計処理に充てられることを示します。
AggregationMemoryLimitMin
集計処理に充てることができるメモリの最小量を定義する、符号付き 64 ビット倍精度浮動小数点数のプロパティです。物理メモリの比率として表されます。 値を大きくすると、メモリ使用量を犠牲にして集計処理を高速化できます。
このプロパティの既定値は 10 であり、物理メモリの最小 10% が集計処理に充てられることを示します。
AggregationNewAlgo
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
AggregationPerfLog2
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
AggregationsBuildEnabled
集計の作成が有効かどうかを指定するブール型プロパティです。 これは、集計のデザインを変更することなく集計の作成のベンチマークを行うメカニズムです。
BufferMemoryLimit
処理バッファー メモリの制限を定義する、符号付き 64 ビット倍精度浮動小数点数のプロパティです。物理メモリの比率として表されます。
このプロパティの既定値は 60 であり、物理メモリの最大 60% がバッファー メモリに使用されることを示します。
BufferRecordLimit
処理時にバッファーできるレコードの数を定義する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
このプロパティの既定値は 1048576 (レコード) です。
CacheRecordLimit
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CheckDistinctRecordSortOrder
パーティションの処理時に個別のカウント クエリの結果の並べ替え順に意味があるかどうかを定義するブール型プロパティです。 True の場合、並べ替え順に意味はなく、サーバーによる "確認" が必要であることを示します。 個別のカウント メジャーを使用してパーティションを処理すると、クエリは並べ替え順に従って SQL に送信されます。 処理を高速化するには False に設定してください。
このプロパティの既定値は True であり、並べ替え順に意味がなく、確認が必要であることを示します。
DatabaseConnectionPoolConnectTimeout
新しい接続を開くときのタイムアウトを秒単位で指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
DatabaseConnectionPoolGeneralTimeout
外部 OLEDB 接続で使用するデータベース接続タイムアウトを秒単位で指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
DatabaseConnectionPoolMax
プールされるデータベース接続の最大数を指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
このプロパティの既定値は 50 (接続) です。
DatabaseConnectionPoolTimeout
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataFileInitEnabled
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataPlacementOptimization
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataSliceInitEnabled
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DeepCompressValue
数値を圧縮して有効桁数を少なくすることができるかどうかを指定する、Double データ型のメジャーに適用されるブール型プロパティです。 値が False の場合は、圧縮が行われず、有効桁数は少なくならないことを示します。
このプロパティの既定値は True であり、圧縮が有効で、有効桁数が少なくなることを示します。
DimensionPropertyKeyCache
ディメンション プロパティ キーがキャッシュされるかどうかを指定するブール型プロパティです。 キーが一意でない場合は、True に設定する必要があります。
IndexBuildEnabled
処理時にインデックスが作成されるかどうかを指定するブール型プロパティです。 このプロパティは、ベンチマークおよび情報提供を目的としています。
IndexBuildThreshold
パーティションに対してインデックスが作成されなくなる下限の行数しきい値を指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
このプロパティの既定値は 4096 (行) です。
IndexFileInitEnabled
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MapFormatMask
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
RecordsReportGranularity
処理時にサーバーがトレース イベントを記録する頻度を行単位で指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
このプロパティの既定値は 1000 であり、1,000 行ごとにトレース イベントがログ記録されることを示します。
ROLAPDimensionProcessingEffort
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
クエリ
AggregationsUseEnabled
保存されている集計が実行時に使用されるかどうかを定義するブール型プロパティです。 このプロパティでは、情報提供およびベンチマークの目的で、集計のデザインを変更したり再処理したりせずに集計を無効にすることができます。
このプロパティの既定値は True であり、集計が有効であることを示します。
AllowSEFiltering
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CalculationCacheRegistryMaxIterations
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CalculationEvaluationPolicy
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ConvertDeletedToUnknown
削除されたディメンション メンバーが不明なメンバーに変換されるかどうかを指定するブール型プロパティです。
CopyLinkedDataCacheAndRegistry
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCacheRegistryMaxIterations
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DefaultDrillthroughMaxRows
ドリルスルー クエリから返される行の最大数を指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
このプロパティの既定値は 10000 (行) です。
DimensionPropertyCacheSize
クエリで使用するディメンション メンバーをキャッシュするために使用されるメモリ量 (バイト単位) を指定する、符号付き 32 ビット整数のプロパティです。
既定値は、属性階層ごと、およびアクティブなクエリごとに 4,000,000 バイト (4 MB) です。 既定値は、一般的な階層を持つソリューションにとってバランスのとれたキャッシュ サイズを指定します。 ただし、非常に多くのメンバー (数百万単位) を持つディメンションや多層構造のディメンションの場合は、この値を大きくするとパフォーマンスが向上します。
キャッシュ サイズを大きくする場合の暗黙的な影響:
ディメンション キャッシュでより多くのメモリを使用できるようにすると、メモリ使用率のコストが増加します。 実際の使用率は、実行されるクエリによって異なります。 すべてのクエリが、許容される最大量のメモリを使用するわけではありません。
これらのキャッシュによって使用されるメモリは縮小不能と見なされ、 [TotalMemoryLimit]を計算するときはその中に含まれることに注意してください。
サーバー上のすべてのデータベースに影響します。 DimensionPropertyCachesize は、サーバー全体のプロパティです。 このプロパティを変更すると、現在のインスタンスで実行されているすべてのデータベースに影響を与えます。
ディメンション キャッシュの要件を推定する方法:
最初はサイズを大幅に増やして、ディメンション キャッシュのサイズを増やしたときに利点が得られるかどうかを判断します。 たとえば、最初のステップとして既定値を倍にすることが考えられます。
パフォーマンスが向上することが明らかになった場合は、パフォーマンスとメモリ使用率の間で適切なバランスに達するまで、値を徐々に小さくします。
ExpressNonEmptyUseEnabled
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
IgnoreNullRolapRows
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
IndexUseEnabled
インデックスが実行時に使用されるかどうかを定義するブール型プロパティです。 このプロパティは、情報提供およびベンチマークを目的としています。
MapHandleAlgorithm
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
MaxRolapOrConditions
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseCalculationCacheRegistry
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseDataCacheFreeLastPageMemory
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseDataCacheRegistry
データ キャッシュ レジストリを有効にするかどうかを指定するブール型プロパティです。ここでは、計算された結果ではなく、クエリ結果がキャッシュされます。
UseDataCacheRegistryHashTable
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseDataCacheRegistryMultiplyKey
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseDataSlice
クエリ最適化の実行時にパーティション データ スライスを使用するかどうかを定義するブール型プロパティです。 このプロパティは、ベンチマークおよび情報提供を目的としています。
UseMaterializedIterators
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseSinglePassForDimSecurityAutoExist
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
UseVBANet
ユーザー定義関数に VBA .net アセンブリを使用するかどうかを定義するブール型プロパティです。
CalculationPrefetchLocality\ ApplyIntersect
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CalculationPrefetchLocality\ ApplySubtract
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
CalculationPrefetchLocality\ PrefetchLowerGranularities
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ CachedPageAlloc\ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ CachedPageAlloc\ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ CachedPageAlloc\ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ CachedPageAlloc\ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ CachedPageAlloc\ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\CellStore\ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\CellStore\ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\CellStore\ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\CellStore\ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\CellStore\ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ MemoryModel \ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ MemoryModel \ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ MemoryModel \ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ MemoryModel \ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
DataCache\ MemoryModel\ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ジョブ
ProcessAggregation\ MemoryModel\ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ MemoryModel\ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ MemoryModel\ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ MemoryModel\ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ MemoryModel\ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessPartition\ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessPartition \ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessPartition \ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessPartition \ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessPartition \ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessProperty\ Income
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessProperty\ InitialBonus
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessProperty\ MaximumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessProperty\ MinimumBalance
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
ProcessAggregation\ ProcessProperty\ Tax
高度なプロパティであるため、マイクロソフトのサポート下でのみ変更してください。
参照
Analysis Services のサーバーのプロパティの構成
Analysis Services インスタンスのサーバー モードの決定