親子ディメンションのカスタム ロールアップ演算子
カスタム ロールアップ演算子を使用すると、親子階層でメンバーの値を親の値にロール アップする方法を簡単に制御できます。 親子リレーションシップを含んでいるディメンションでは、親属性のすべての計算されないメンバーのロールアップを指定する単項演算子を含んでいる列を指定します。 単項演算子は、親メンバーの値が評価されるたびにメンバーに適用されます。
単項演算子は、親属性の UnaryOperatorColumn
プロパティで定義した列に保存され、属性の各メンバーに適用されます。 このプロパティで指定する列は、ディメンション テーブルに存在するか、ディメンション テーブル内の外部キーによってそのディメンション テーブルに関連付けられているテーブルに存在する可能性があります。
カスタム ロールアップ演算子の機能は、カスタム メンバー式に似ていますが、それよりも簡単です。 カスタム メンバー式では、多次元式 (MDX) を使用して、メンバーのロール アップ方法を決定します。 これに対し、カスタム ロールアップ演算子では、単純な単項演算子を使用して、メンバーの値が親に与える影響を決定します。 ディメンション内の前のレベルのカスタム メンバー式は、レベルのカスタム ロールアップ演算子をオーバーライドします。
カスタム ロールアップの優先順位
優先順位の面では、階層内のレベルのソース属性のカスタム ロールアップ演算子は、前のレベルのカスタム メンバー式をオーバーライドします。 ただし、前のレベルのカスタムメンバー式は、レベルのカスタム ロールアップ演算子をオーバーライドします。