マイニング モデルからケース データへのドリルスルー
モデル ケースへのドリルスルーを許可するようにマイニング モデルが構成されている場合は、モデルの参照時に、モデルの作成に使用されたケースに関する詳細情報を取得できます。 さらに、基になるマイニング構造が、構造ケースへのドリルスルーを許可するように構成されており、ユーザーが適切な権限を持っている場合は、マイニング構造から情報を返すことができます。 これには、マイニング モデルに含まれていない列を含めることもできます。
基になるデータへのドリルスルーがマイニング構造で許可されておらず、マイニング モデルでは許可されている場合、モデル ケースの情報は表示できますが、マイニング構造の情報は表示できません。
Note
AllowDrillthrough
プロパティを True
に設定することで、既存のマイニング モデルにドリルスルー機能を追加できます。 ただし、ドリルスルーを有効にした後、ケース データを表示する前にモデルを再処理する必要があります。 詳細については、「 Enable Drillthrough for a Mining Model」(マイニング モデルのドリルスルーの有効化) を参照してください。
使用するビューアーの種類に応じて、次に示す方法で、ドリルスルーするノードを選択できます。
ビューアー名 | ペイン名またはタブ名 | 選択するノード |
---|---|---|
Microsoft ツリー ビューアー | [デシジョン ツリー ] タブ | ツリー ノードをクリックします。 メモ 結果を返すには非常に長い時間がかかる可能性があるため、ノードで All ドリルスルーを使用しないでください。 |
Microsoft クラスター ビューアー | クラスター ダイアグラム | クラスター ノードをクリックします。 |
Microsoft クラスター ビューアー | クラスター プロファイル | クラスター列内の任意の場所をクリックします。 |
Microsoft アソシエーション ビューアー | [ルール ] タブ | 一連のルールを含む行をクリックします。 |
Microsoft アソシエーション ビューアー | [アイテムセット] タブ | アイテムセットを含む行をクリックします。 |
Microsoft シーケンス クラスター ビューアー | [ルール ] タブ | 一連のルールを含む行をクリックします。 |
Microsoft シーケンス クラスター ビューアー | [アイテムセット] タブ | アイテムセットを含む行をクリックします。 |
Note
ドリルスルーを使用できないモデルもあります。 ドリルスルーを使用できるかどうかは、モデルの作成に使用したアルゴリズムによって異なります。 ドリルスルーをサポートするマイニング モデルの種類の一覧については、「 ドリルスルー クエリ (データ マイニング)」を参照してください。
マイニング モデルからのドリルスルー データを表示するには
SQL Server Data Tools (SSDT) で、目的のマイニング モデルを含むマイニング構造を開きます。
データ マイニング デザイナーで、 [マイニング モデル ビューアー] タブをクリックします。
[マイニング モデル] ボックスの一覧からモデルを選択します。
[ビューアー] ボックスの一覧からビューアーを選択し、特定のノードを右クリックします。
[ドリルスルー]を選択してから、 [モデル列のみ]または [モデル列および構造列] を選択します。 [ドリルスルー] ウィンドウが表示されます。
データをクリップボードにコピーするには、テーブル内の任意の行を右クリックして [すべてコピー]をクリックします。