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拡張プレゼンス プライバシー モードの構成

 

トピックの最終更新日: 2014-12-08

拡張プレゼンス プライバシー モードでは、ユーザーは Microsoft Lync 2010 連絡先リストに掲載されている連絡先だけに自分のプレゼンス情報が表示されるように、プレゼンス情報を限定できます。 このオプションは、 CsPrivacyConfiguration  Lync Server 管理シェルコマンドレットの EnablePrivacyMode パラメーターで制御されます。 EnablePrivacyMode が True に設定されている場合には、プレゼンス情報を連絡先に限定するオプションを Lync 2010 状態オプションで使用できるようになります。 EnablePrivacyMode が False に設定されている場合には、ユーザーは任意のユーザに対して自身のプレゼンス情報を常に表示できるようにするのか、あるいは管理者による今後の変更にプライバシー モードを適用するのか、どちらかを選択できます。

important重要:
以前のバージョン ( Microsoft Office Communicator 2007 R2 または Microsoft Office Communicator 2007) では、 Lync 2010 プライバシー設定は無効です。 Office Communicator の以前のバージョンによるサインインが可能である場合には、閲覧権限がないユーザーにも Lync 2010 ユーザーの状態、連絡先情報、またはピクチャが表示されます。 さらに、 Lync 2010 ユーザーが以前のバージョンの Communicator であとからサインインすると、プライバシー設定はリセットされます。
これらの理由から、移行シナリオでは、Lync 2010 の拡張プレゼンス プライバシー モードを有効にする前に、以下のことを実行してください。
  • すべてのユーザーが Lync 2010 をインストールしたことを確認します。

  • Communicator の以前のバージョンによるサインインを回避する、クライアント バージョンのポリシー ルールを定義します。

拡張プレゼンス プライバシー モードを有効にするには

  1. Lync Server 管理シェルを以下の手順で起動します。[スタート]、[すべてのプログラム]、[Microsoft Lync Server 2010]、[Lync Server 管理シェル] の順にクリックします。

  2. 次のコマンドを実行します。

    Get-CsPrivacyConfiguration | Set-CsPrivacyConfiguration -EnablePrivacyMode $True
    

    このコマンドによって、組織で現在使用されているすべてのプライバシー構成設定のプライバシー モードが有効になります。Lync Server の拡張プレゼンス プライバシー モードのポリシー構成で Lync 2010 クライアントの連絡先プレゼンスを管理する方法の詳細については、Microsoft サポート技術情報の記事「Lync Server の拡張プレゼンス プライバシー モードを有効にすると一部の Lync 連絡先のプレゼンス状態が更新され「利用不可」になる」を参照してください。