Standard Edition ハードウェアとシステム インフラストラクチャの設定
トピックの最終更新日: 2012-01-24
Standard Edition サーバーを設定し、トポロジを公開する前に、次の手順を実行してハードウェアとシステム インフラストラクチャを設定してください。
インフラストラクチャにインストールするよう計画したコンポーネントごとにハードウェアをインストールします。 これには、Standard Edition サーバー、他の役割のデータベース サーバー、および計画した設計に適切なエッジ サーバーなど、すべての必須コンピューターを含みます。 ネットワーク アダプターについて推奨される数および速度に従っていることを確認してください。 ハードウェア ロード バランサーを使用する場合は、Lync Server 2010 で使用するよう構成するために、ベンダーから得られる適切な情報がそろっていることを確認してください。 ファイル サーバーまたは他のサーバーを使用して Lync Server で必要なファイル共有を収容する場合は、そのサーバーが使用可能であり、ファイル共有の構成準備ができていることを確認してください。展開に必要なコンポーネントを指定するトポロジの定義方法の詳細については、「トポロジ ビルダーでのトポロジの定義」を参照してください。サーバーのハードウェア要件の詳細については、「サポート」のドキュメントの「サポートされるハードウェア」を参照してください。
ネットワーク インフラストラクチャが要件を満たすことを確認します。詳細については、「計画」のドキュメントの「ネットワーク インフラストラクチャの要件」を参照してください。
Active Directory ドメイン サービス (AD DS) を設定します。 AD DS の設定には、AD DS の準備と、AD DS で展開するすべてのコンポーネントの定義を含みます。AD DS の準備の詳細については、「展開」のドキュメントの「Lync Server 2010 用の Active Directory ドメイン サービスの準備」を参照してください。
ファイル共有の作成に必要なアクセス許可を設定します。Lync Server によるファイル共有の使用に対するアクセス許可は、トポロジの公開時に、トポロジ ビルダーによって自動で構成されます。ただし、トポロジ ビルダーで必要なアクセス許可を構成するには、トポロジの公開に使用されるユーザー アカウントがファイル共有に対するフル コントロール (読み取り/書き込み/変更) を持つ必要があります。 トポロジ ビルダーの公開プロセス時に必ずファイル共有を適切に管理できるようにするには、ユーザーがメンバーになっているユーザー グループまたはドメイン グループを、ファイル共有が配置されているコンピューターのローカル Administrators グループのメンバーにする必要があります。 マルチドメイン シナリオでは、ドメイン A のユーザーまたはグループを、ファイル共有が配置されるドメイン B のマシン上でローカルの Administrators グループのメンバーにしてください。
Web サービス用のハードウェア ロード バランサーをインストールして設定します。 これは、Standard Edition サーバーの場合にはフロントエンド サーバーに適用されませんが、ディレクターのプールを展開できるため、ディレクターを展開するときには適用されます。ドメイン ネーム システム (DNS) の負荷分散が展開されている場合には、その後もこれらのプールでハードウェア ロード バランサーを使用する必要がありますが、HTTP/HTTPS トラフィックの場合だけです。ハードウェア ロード バランサーは、クライアントからのポート 443 および 80 経由での HTTPS トラフィックで使用されます。これらのプール用のハードウェア ロード バランサーは引き続き必要ですが、そのセットアップと管理は主に HTTP/HTTPS トラフィックに対するものであり、ハードウェア ロード バランサーの管理者にはなじみのあるものです。
このトピックで説明する準備タスクをすべて完了した後、トポロジを発行するまでの間に、Windows オペレーティング システムと他の前提条件ソフトウェアのインストール、Standard Edition サーバーでの インターネット インフォメーション サービス (IIS) の設定、他の役割の SQL Server の構成、および DNS の構成など、その他の準備タスクも実行する必要があります。 これらのタスクの詳細については、次のトピックを参照してください。