傾向インジケーターを PerformancePoint KPI に追加する
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2011-03-25
PerformancePoint KPI を作成したら、PerformancePoint ダッシュボード デザイナーを使用して、傾向インジケーターを KPI に追加できます。このようにして、ダッシュボード ユーザーは、パフォーマンスが目標を達成しているかどうかだけでなく、パフォーマンスが向上しているか低下しているかを判断できます。
たとえば、販売組織が、さまざまな地域の売上実績を確認する必要があるとします。この場合は、現在の売上実績と現在の売上が伸びているか下がっているかが表示される売上 KPI を構成できます。
傾向インジケーターを使用するように KPI を構成する
傾向インジケーターを KPI に追加してその KPI を拡張する場合は、まず、既存の KPI を編集モードで開きます。次に、別のターゲット値を追加して傾向インジケーターとして構成することで、その KPI を拡張します。
重要
この記事の手順を実行する前に、構成する既存の KPI があることを確認してください。KPI を作成するには、「ダッシュボード デザイナーを使用して KPI を作成および構成する」を参照してください。
KPI を編集モードで開く
KPI を編集モードで開くには
ダッシュボード デザイナーで、ウィンドウの左側にある [ワークスペース ブラウザー] の [PerformancePoint コンテンツ] をクリックします。中央のウィンドウに [SharePoint] タブと [ワークスペース] タブが表示されます。
[SharePoint] タブおよび [ワークスペース] タブを使用して、構成する KPI に移動します。
構成する KPI をダブルクリックして、編集モードで開きます。
傾向インジケーターを PerformancePoint KPI に追加する
傾向インジケーターを KPI に追加する場合は、追加のターゲット値をその KPI に追加して構成します。次に、特定の種類の傾向インジケーターを選択して、新しいターゲット値を構成します。傾向インジケーターは、KPI の現在のターゲット値とその前の実績値を比較して、パフォーマンスが向上しているか低下しているかを示す特殊なインジケーターです。
傾向インジケーターを構成するには
中央のウィンドウの [エディター] タブで、[実績およびターゲット] セクションの [新しいターゲット] をクリックします。
[名前] 列で、新しいターゲット値の現在の名前をクリックしてテキストを強調表示し、新しい名前を入力します。たとえば、「傾向」と入力します。
[比較対象] ボックスの一覧を使用して実績値を選択します。
以下の手順に従って、[傾向] の値として使用するインジケーターおよびスコアの設定を構成します。
KPI の [傾向] の値で使用するインジケーターおよびスコアの設定を構成するには
[傾向] 行で、[インジケーター] 列のセルをクリックし、[しきい値] ウィンドウを有効にします。
[しきい値] ウィンドウの [スコア パターンとインジケーターの設定] をクリックします。[バンド設定の編集] ダイアログ ボックスが表示されます。
[スコア パターンの選択] ページでスコアパターンとバンド方法を指定し、[次へ] をクリックします。
[インジケーターの選択] ページの [使用できるインジケーター] タブを使用し、[傾向] セクションに示されているインジケーターを選択して、[次へ] をクリックします。
[最低値の指定] ページで、[最低値の入力] ボックスに、パフォーマンスの最低許容値に対応する数値を入力します。
ヒント
既定では、[最低値の入力] ボックスには数値ゼロ (0) が入力されています。この値をそのまま使用することも、異なる値を指定することもできます。ただし、0 よりも小さな数値を入力すると、その値は計算の実行時には 0 として処理されます。
[完了] をクリックして、[バンド設定の編集] ダイアログ ボックスを閉じます。
[ワークスペース ブラウザー] で KPI を右クリックし、[保存] をクリックします。
See Also
Concepts
ダッシュボード デザイナーを使用して KPI を作成および構成する
PerformancePoint KPI を拡張する
ダッシュボード デザイナーを使用してスコアボードを作成する