複数のターゲット値または実績値を PerformancePoint KPI に追加する
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2011-02-22
PerformancePoint KPI の作成が完了した後に、PerformancePoint ダッシュボード デザイナーを使用して複数のターゲット値または実績値をその KPI に追加できます。このように、値の組み合わせによって全体的なパフォーマンスが測定されます。
たとえば、小売組織が、販売数量と売上総利益によって測定された販売成績を表示する必要があると仮定します。この場合、スコアカードの 1 行に販売数量と割当数量の比較を表示し、その横に売上総利益を表示する販売 KPI を構成できます。
複数の実績値とターゲット値を使用するように KPI を構成する
複数の値または実績値を KPI に追加することで KPI を拡張する場合は、まず、既存の KPI を編集モードで開きます。次に、ダッシュボード デザイナーの中央のウィンドウにある [エディター] タブを使用して、その KPI をさらに構成します。この記事の手順を実行する前に、構成する既存の KPI があることを確認します。KPI を作成する場合は、「ダッシュボード デザイナーを使用して KPI を作成および構成する」を参照してください。
KPI を編集モードで開く
KPI を編集モードで開くには
ダッシュボード デザイナーで、ウィンドウの左側にある [ワークスペース ブラウザー] の [PerformancePoint コンテンツ] をクリックします。中央のウィンドウに [SharePoint] タブと [ワークスペース] タブが表示されます。
[SharePoint] タブおよび [ワークスペース] タブを使用して、構成する KPI に移動します。
構成する KPI をダブルクリックして、編集モードで開きます。
複数の実績値とターゲット値を PerformancePoint KPI に追加する
複数の実績値とターゲット値を KPI に追加する場合は、それぞれの新しい値を個々に構成します。新しい各実績値は、KPI の名前、数値書式、データ マッピング、および計算設定を指定して構成します。新しい各ターゲット値は、名前、数値書式、データ マッピング、インジケーター、および計算設定を指定して構成します。
追加の実績値を構成するには
中央のウィンドウの [エディター] タブで、[実績およびターゲット] セクションの [新しい実績] をクリックします。
新しい実績値の名前を編集するには、[名前] 列で値の現在の名前をクリックして強調表示にし、その値の新しい名前を入力します。
スコアカードでの数値の表示方法を指定するには、次の手順を実行します。
[数値形式] 列で、ハイパーテキストをクリックして [数値の書式設定] ダイアログ ボックスを表示します。
KPI の値に使用する書式およびその他の設定を指定します。
[OK] をクリックして、[数値の書式設定] ダイアログ ボックスを閉じます。
新しい実績値に使用するデータ ソースを指定するには、次の手順を実行します。
[データ マッピング] 列で、ハイパーテキストをクリックします。[固定値データ ソース マッピング] ダイアログ ボックスが表示されます。
[リンク元の変更] をクリックして [データ ソースの選択] ダイアログ ボックスを開きます。
[SharePoint サイト]、[ワークスペース]、[計算された指標] の各タブを使用して、使用するデータ ソースに移動します。
新しい実績値の式に基づく計算を使用する場合は、「計算された指標を PerformancePoint KPI に追加する」を参照してください。それ以外の場合は、次の手順に進んでください。
データ ソースを選択したら、[OK] をクリックして [ディメンション データ ソース マッピング] ダイアログ ボックスを開きます。次に、[メジャーの選択] ボックスの一覧を使用してアイテムを選択し、[OK] をクリックします。
新しい実績値の計算設定を指定するには、次の手順を実行します。
[計算] 列で、ハイパーテキストをクリックして [計算] ダイアログ ボックスを表示します。
使用する計算の種類を選択し、[OK] をクリックします。
[ワークスペース ブラウザー] で KPI を右クリックし、[保存] をクリックします。
追加のターゲット値を構成するには
中央のウィンドウの [エディター] タブで、[実績およびターゲット] セクションの [新しいターゲット] をクリックします。
新しいターゲット値の名前を編集するには、[名前] 列で値の現在の名前をクリックして強調表示にし、その値の新しい名前を入力します。
新しいターゲット値と比較する値を指定するには、[比較対象] ボックスの一覧を使用して実績値を選択します。
スコアカードでの数値の表示方法を指定するには、次の手順を実行します。
新しいターゲット値を含む行の [数値形式] 列で、ハイパーテキストをクリックして [数値の書式設定] ダイアログ ボックスを表示します。
KPI の値に使用する書式およびその他の設定を指定します。
[OK] をクリックして、[数値の書式設定] ダイアログ ボックスを閉じます。
新しい [ターゲット] 値で使用するインジケーターおよびスコアの設定を構成するには、次の手順を実行します。
[ターゲット] 行で、[インジケーター] 列のセルをクリックします。
[しきい値] ウィンドウが有効になります。
[しきい値] ウィンドウで、さまざまなしきい値に正しい設定が使用されていることを確認します。
インジケーターとスコアの設定を変更するには、[スコア パターンとインジケーターの設定] をクリックして、[バンド設定の編集] ウィザードを開きます。
ウィザードを使用して、KPI のスコア パターン、インジケーター、および最低値を指定します。
新しいターゲット値に使用するデータ ソースを指定するには、次の手順を実行します。
[データ マッピング] 列で、ハイパーテキストをクリックします。[固定値データ ソース マッピング] ダイアログ ボックスが表示されます。
[リンク元の変更] をクリックして [データ ソースの選択] ダイアログ ボックスを開きます。
[SharePoint サイト]、[ワークスペース]、[計算された指標] の各タブを使用して、使用するデータ ソースに移動します。
新しいターゲット値の式に基づく計算を使用する場合は、「計算された指標を PerformancePoint KPI に追加する」を参照してください。それ以外の場合は、次の手順に進んでください。
データ ソースを選択したら、[OK] をクリックして [ディメンション データ ソース マッピング] ダイアログ ボックスを開きます。次に、[メジャーの選択] ボックスの一覧を使用してアイテムを選択し、[OK] をクリックします。
新しいターゲット値の計算設定を指定するには、次の手順を実行します。
[計算] 列で、ハイパーテキストをクリックして [計算] ダイアログ ボックスを表示します。
使用する計算の種類を選択し、[OK] をクリックします。
[ワークスペース ブラウザー] で KPI を右クリックし、[保存] をクリックします。
See Also
Concepts
ダッシュボード デザイナーを使用して KPI を作成および構成する
PerformancePoint KPI を拡張する
ダッシュボード デザイナーを使用してスコアボードを作成する