主要な検索結果 Web パーツでの検索結果の表示方法を変更する (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2016-11-30
主要な検索結果 Web パーツには、検索クエリの関連結果が表示されます。この Web パーツは、検索結果ページにあり、検索結果の表示方法を制御するプロパティが含まれます。既定では、検索結果ページは http://<サーバー名>/results.aspx にあります。ページ上の他のすべての Web パーツが機能するためには、主要な検索結果 Web ページが results.aspx ページにあることが必要です。ユーザーがクエリを入力すると、主要な検索結果 Web パーツの最初のページに上位 10 の関連結果が表示されます。クエリで使用される語句は結果内に太字で強調表示されます。主要な検索結果 Web パーツのプロパティを編集して、表示される結果の数およびページでの結果の表示方法を変更できます。
主要な検索結果 Web パーツでの検索結果の表示方法を変更する
主要な検索結果には、キーワード、関連コンテンツのスニペット (部分的な説明)、およびコンテンツの種類によっては、その作成者の情報、作成日、サイズが含まれるコンテンツへのリンクが示されます。スニペットの下には、ドキュメントまたはサイトの完全な URL が示されます。
インデックス内にある重複する結果および重複アイテムの表示を許可する場合は、結果に [重複する結果を表示する] リンクが表示されます。アイテムが Web ブラウザーに表示される場合は、スニペットの下に [ブラウザーで表示] リンクが表示されます。
主要な検索結果 Web パーツのプロパティを編集するには
この手順を実行しているユーザー アカウントが Designers グループのメンバーであることを確認します。
検索結果ページで、[サイトの操作] メニューをクリックし、[ページの編集] をクリックします。検索結果ページが編集モードで開きます。
主要な検索結果 Web パーツで、矢印をクリックし、メニューの [Web パーツの編集] をクリックします。
次の表に、主要な検索結果 Web パーツでの検索結果の表示方法を変更するために実行する操作を示します。
| 目的 | 実行する操作 |
|---|---|
ユーザー クエリまたは固定のクエリからの結果を示す場所を設定する |
[場所のプロパティ] の [場所] メニューで、Web パーツ内の検索結果を示す場所を指定します。既定値は、[ローカルの検索結果] です。SharePoint Server 2010 で提供されるその他のオプションには、[ひとの検索結果 (ローカル)]、[インターネット検索結果]、[インターネット検索用語候補]、および [Microsoft FAST Search Server 2010 for SharePoint 検索結果 (ローカル)] が含まれます。 この値を指定した後に、選択した場所の明確な説明を入力します。 |
検索結果の範囲を設定する |
[場所のプロパティ] の [範囲] ボックスに、検索結果の有効な範囲を入力します。これは以前に構成してある値で、URL に 's' パラメーターが含まれてないときにクエリに使用されます。このプロパティの設定は、クロス Web パーツのクエリ ID が同じすべての主要な検索結果 Web パーツに影響します。複数の主要な検索結果 Web パーツの "ユーザー クエリ" ID が同じ場合は、最初の Web パーツのみを編集してこのプロパティを変更できます。同じ ID を共有する他の主要な検索結果 Web パーツはすべてこの変更の影響を受けます。 |
関連性で結果を並べ替える |
[プロパティの表示] の [既定の結果の並べ替え] リストで、[関連性] を選択します。これは既定値です。 ヒント [関連性] オプションと [更新日] オプションの両方が表示されるドロップダウン メニューをユーザーに提供するには、検索操作リンク Web パーツを使用します。 |
最新のドキュメントで結果を並べ替える |
[プロパティの表示] の [既定の結果の並べ替え] リストで、[更新日] を選択します。既定では、結果は関連性で並べ替えられます。 ヒント [関連性] オプションと [更新日] オプションの両方が表示されるドロップダウン メニューをユーザーに提供するには、検索操作リンク Web パーツを使用します。 |
ページに表示される結果の数を変更する |
[プロパティの表示] の [1 ページに表示する結果の数] ボックスに、改ページの前にページに表示する結果の数を入力します。最大数は 50 です。既定は 10 です。この数を増やすと、ユーザー インターフェイスの表示速度に影響します。 |
概要の説明の文字数を変更する |
[プロパティの表示] で、[概要の文字数を制限] ボックスをオンにし、[概要の文字数] ボックスに 1 ～ 10,000 の数値を入力します。既定では 185 文字です。 |
検索結果の URL の文字数を変更する |
既定では、表示される文字数が 90 を超えると、URL が切り捨てられます。[プロパティの表示] で、[URL の文字数を制限] ボックスをオンにし、[URL の文字数] ボックス内に 90 を超える値を入力すると、ユーザー インターフェイスは変更されません。 |
カスタムの XSL の使用を許可する |
XSL を使用して検索結果の表示方法を変更するには、[プロパティの表示] で、[場所の表示形式を使用] チェック ボックスをオフにします。これにより、[XSL エディター] ボタンが有効になり、取得されたプロパティおよび XSL を編集できるようになります。既定では、取得されたプロパティは該当の場所から取り込まれます。以下に、既定のメタデータ プロパティを示します。
XSL 変換 (XSLT) を変更して検索結果ページにカスタム プロパティを表示する方法の詳細については、「[方法] 主要な検索結果で返されるプロパティを変更する」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=207851&clcid=0x411) を参照してください。 注意 この Web パーツでは [パラメーター エディター] ボタンは使用されません。 |
クエリ言語を設定する |
[結果のクエリ オプション] の [クエリ言語] リストで、クエリ中に適用される言語を選択します。これは、言語固有のプロパティ (日付や時刻など) でクエリ中に使用される言語で、結果を表示するために使用される言語ではありません。 ヒント 結果の表示に使用される言語を変更するには、検索ボックスの横にある [ユーザー設定] をクリックし、結果の言語を選択します。 |
ユーザーが作成したデータを他の Web パーツに渡す |
[結果のクエリ オプション] の [クロス Web パーツのクエリ ID] リストで、主要な検索結果 Web パーツと検索結果ページ上にある他の Web パーツ間でデータをやり取りするために使用するクエリ ID を選択します。既定では、クエリ ID はユーザー クエリです。つまり、ユーザーのクエリで生成されたデータは、[クロス Web パーツのクエリ ID] プロパティの値としてユーザー クエリが構成されている他のすべての Web パーツに渡されます。固定のキーワード クエリを構成している場合、この値は変更する必要があります。 |
重複したまたは類似の検索結果を削除または含める |
[結果のクエリ オプション] で、[重複した結果を削除する] のチェック ボックスをオンまたはオフにします。既定では、このチェック ボックスはオンになっています。 |
クエリ用語の語尾変化を含める |
ステミングとは、ユーザーのクエリ用語を拡張して、クエリ用語の語尾変化を含めることです。語尾変化とは、用語の意味を変えないサフィックスです。たとえば、英語でステミングが有効な場合 (既定では無効) にユーザーが "search" という単語のクエリを実行すると、結果には "search"、"searches"、"searching"、および "searched" という単語が含まれます。 [結果のクエリ オプション] の [検索用語のステミングを有効にする] をオンまたはオフにします。既定では、このチェック ボックスはオフです。 |
ストップ ワードの結果を返す |
ストップ ワード、またはノイズ ワードは、"and"、"a"、"is"、"the" などの単語です。どの言語でも、その言語のストップ ワード ファイルを編集して、ストップ ワードを追加または削除できます。ストップ ワードは、インデックスやクエリ時には無視されます。 既定では、ストップ ワードのクエリは結果を返しません。この設定を変更するには、[結果のクエリ オプション] の [ノイズ ワードを無視] をチェック ボックスをオフにします。 |
固定のキーワード クエリをセットアップする |
固定のキーワード クエリを使用して、特定のキーワードまたはプロパティ値の結果を返すことができます。固定のキーワード クエリは、[クロス Web パーツのクエリ ID] 設定とともに使用されます。[結果のクエリ オプション] の [クエリにテキストを追加] ボックスに、検索のキーワードまたはプロパティおよび値を入力します。最大文字数は 1,000 です。 注意 固定のキーワード クエリを構成する場合、この Web パーツの [結果のクエリ オプション] ノードの既定の [クロス Web パーツ クエリ ID] 設定を既定の [ユーザー クエリ] から、リストの別のクエリ ID ([クエリ 2] など) に変更します。この値を変更しない場合、[固定のキーワード クエリ] 設定のフィルターは検索クエリに追加されません。 |
その他の結果リンクを追加する |
固定のクエリには、指定された数の結果だけが表示されます。他の結果を表示するユーザーは、このリンクを選択する必要があります。 クエリのその他の結果を表示するために Web アドレスにリンクするには、[結果のクエリ オプション] で、[その他の結果リンクのオプション] を展開し、[その他の結果リンクを表示] ボックスをオンにします。最大文字数は 1,000 です。[その他の結果リンクのテキスト ラベル] ボックスに、その他の結果を表示するときにユーザーがクリックするリンクとして表示するテキストを入力します。このボックスは空白にしても、URL を指定した場合は、[その他の結果…] が表示されます。最大文字数は 300 です。 |
Web パーツの共通プロパティを構成する
Web パーツには、Web パーツの外観、レイアウト、および詳細な特性を制御する共通のプロパティ セットがあります。Web パーツのプロパティは、ツール ウィンドウで変更します。
注意
次に示す理由により、ツール ウィンドウに表示される Web パーツの共通プロパティは、このセクションに記載されているものとは異なる場合があります。
-
ツール ウィンドウに [詳細設定] セクションを表示するには、少なくともデザイナー権限が必要です。
-
個々の Web パーツについては、Web パーツの開発者により、これらの共通プロパティの 1 つまたは複数が表示されないように設定されていたり、ツール ウィンドウの [外観]、[レイアウト]、および [詳細設定] セクションの下に表示されない追加プロパティが作成され、それらが表示されるように設定されている場合があります。
-
アクセス許可およびプロパティの設定によっては、Web パーツのプロパティが無効または非表示になる場合があります。
外観
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
タイトル |
Web パーツのタイトル バーに表示される Web パーツのタイトルを指定します。 |
高さ |
Web パーツの高さを指定します。 |
幅 |
Web パーツの幅を指定します。 |
枠の状態 |
ユーザーがページを開いたときにページに Web パーツ全体を表示するかどうかを指定します。既定では、枠の状態は [標準] に設定されており、Web パーツ全体が表示されます。状態が [最小化] に設定されている場合は、タイトル バーのみが表示されます。 |
枠の種類 |
Web パーツ フレームのタイトル バーと枠線を表示するかどうかを指定します。 |
レイアウト
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
表示しない |
ユーザーがページを開いたときに Web パーツを表示するかどうかを指定します。このチェック ボックスがオンになっている場合、Web パーツはページの設計時にのみ表示され、Web パーツのタイトルにサフィックス (非表示) が付加されます。Web パーツを使用して Web パーツ接続経由で別の Web パーツにデータを提供する場合、データの提供元の Web パーツを表示したくないときには、その Web パーツを非表示にすることができます。 |
方向 |
Web パーツ コンテンツ内のテキストの方向を指定します。たとえば、アラビア語は右から左に記述される言語で、英語やその他のほとんどのヨーロッパ言語は左から右に記述される言語です。一部の種類の Web パーツでは、この設定が使用できない場合があります。 |
領域 |
Web パーツを配置するページ上の領域を指定します。注意: 領域を変更するアクセス許可がない場合、ページ上の領域はリスト ボックスに表示されません。 |
領域のインデックス |
領域に複数の Web パーツが含まれている場合に、領域内の Web パーツの位置を指定します。順序を指定するには、テキスト ボックスに正の整数を入力します。領域内の Web パーツが上から下に順序付けされている場合、値 1 は Web パーツが領域の上部に表示されることを意味します。領域内の Web パーツが左から右に順序付けされている場合、値 1 は Web パーツが領域の左側に表示されることを意味します。たとえば、上から下に順序付けされている空の領域に Web パーツを追加すると、[領域のインデックス] は 0 になります。領域の下部に 2 番目の Web パーツを追加すると、その Web パーツの [領域のインデックス] は 1 になります。2 番目の Web パーツを領域の上部に移動するには、「0」を入力し、その後に最初の Web パーツに対して「1」を入力します。 注意 領域内の各 Web パーツには、一意の [領域のインデックス] 値が必要です。したがって、現在の Web パーツの [領域のインデックス] 値を変更すると、領域内の別の Web パーツの [領域のインデックス] 値も変更される場合があります。 |
詳細設定
| プロパティ | 説明 |
|---|---|
最小化を許可する |
Web パーツを最小化できるかどうかを指定します。 |
閉じるのを許可する |
Web パーツをページから削除できるかどうかを指定します。 |
非表示を許可する |
Web パーツを非表示にできるかどうかを指定します。 |
領域の変更を許可する |
Web パーツを別の領域に移動できるかどうかを指定します。 |
接続を許可する |
Web パーツが別の Web パーツとの接続に参加できるかどうかを指定します。 |
個人用ビューでの編集を許可する |
個人用のビューで Web パーツのプロパティを変更できるかどうかを指定します。 |
エクスポート モード |
この Web パーツについて、エクスポートが許可されるデータのレベルを指定します。構成によっては、この設定が使用できない場合があります。 |
タイトル URL |
Web パーツに関する追加情報を含むファイルの URL を指定します。Web パーツのタイトルをクリックすると、このファイルが別のブラウザー ウィンドウに表示されます。 |
説明 |
Web パーツ タイトルまたは Web パーツ アイコンの上にマウス ポインターを置いたときに表示されるヒントを指定します。このプロパティの値は、ツール ウィンドウの [Web パーツの検索] メニューの [検索] コマンドを使用して Web パーツを検索するときに使用されます。 |
ヘルプ URL |
Web パーツに関するヘルプ情報を含むファイルの場所を指定します。Web パーツ メニューの [ヘルプ] コマンドをクリックすると、このヘルプ情報が別のブラウザー ウィンドウに表示されます。 |
ヘルプ モード |
Web パーツのヘルプ コンテンツをブラウザーに表示する方法を指定します。次のいずれかを選択します。[モーダル]: 別のブラウザー ウィンドウを開きます (ブラウザーにこの機能がある場合)。ユーザーは、Web ページに戻る前にウィンドウを閉じる必要があります。[モードレス]: 別のブラウザー ウィンドウを開きます (ブラウザーにこの機能がある場合)。ユーザーは、Web ページに戻る前にウィンドウを閉じる必要はありません。これは既定値です。[移動]: 現在のブラウザー ウィンドウで Web ページを開きます。 注意 カスタムの Microsoft ASP.NET Web パーツではこのプロパティはサポートされていますが、既定の SharePoint ヘルプ トピックは別のブラウザー ウィンドウでのみ開きます。 |
カタログ アイコン イメージの URL |
Web パーツの一覧で Web パーツ アイコンとして使用されるイメージを含むファイルの場所を指定します。このイメージのサイズは 16×16 ピクセルである必要があります。 |
タイトル アイコン イメージの URL |
Web パーツのタイトル バーで使用されるイメージを含むファイルの場所を指定します。このイメージのサイズは 16×16 ピクセルである必要があります。 |
インポート エラー メッセージ |
Web パーツのインポートに問題が生じた場合に表示されるメッセージを指定します。 |