ダッシュボード デザイナーの Web ページ レポートについて
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2010-05-25
PerformancePoint ダッシュボード デザイナーの Web ページ レポートは、ダッシュボードに Web サイトを表示するために使用できるレポート タイプです。通常は、以下の目的に Web ページ レポートを使用します。
ダッシュボード ページ上の他のレポートに関する詳細情報を追加するため。たとえば、Web ページ レポートを利用して、スコアカードに含まれている主要業績評価指標 (KPI) や KPI が目標値に達しなかった場合に実行する必要のあるアクションに対するユーザーの理解を支援します。
警告、株式市場の動き、ニュース速報を表示する金融関係ニュース ページなどの Web サイトを、販売、マーケティング、または財務の専門家を対象としたダッシュボードに追加するため。
Visio Graphics Service レポート、Access Services レポート、または Project Server レポートなど、ダッシュボード デザイナーでは作成できないレポートを表示するため。
新製品に関するディスカッション スレッドやユーザー コメントを表示するブログやフォーラムをダッシュボード ページに追加するため。
上記は、Web ページ レポートの利用例の一部にすぎません。Web ページ レポートは、Web パーツ内の内部サイトまたは外部サイトを表示します。その Web パーツをページ上の 1 つのアイテムとして、または他のダッシュボード アイテムと共に、ダッシュボードに含めることができます。
Web ページ レポートに関する制約
Web ページ レポートに表示されるサイトは、通常の Web ブラウザーと同様に、最新の状態を反映し、完全な機能を備えています。ただし、Web ページ レポートは、通常、他の PerformancePoint レポート タイプで利用できるフィルター処理機能やエクスポート機能を備えていません。
ダッシュボード フィルター 通常、ダッシュボード フィルターを Web ページ レポートに接続することはできません。ただし、Web ページ レポートに表示されるサイトによっては、レポートに対して指定されている Web サイト アドレス (URL) にパラメーターを追加できる場合があります。
情報のエクスポート ダッシュボードのユーザーが Web ページ レポートの Web パーツのメニューを使用して Microsoft PowerPoint または Microsoft Excel に Web ページをエクスポートすることはできません。Web ページ レポートに表示される情報を取得する場合、ダッシュボードのユーザーは、Web ブラウザーの [印刷] ツール バー コマンドを使用してレポートを印刷できます。