Access Services を設定および構成する (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2015-03-09
Access Services は、SharePoint Server 2010 インストールに含まれ、自動的にアクティブ化されて使用できるようになります。
Access Services の設定
Access Services の初期インストール後に追加設定を行う必要はありません。これらのサービスは、SharePoint Server 2010 のインストールが完了するとすぐに使用できます。ただし、業務要件に合わせて既定の構成設定を変更できます。Access Services の構成可能な設定について、次の表に示します。
Access Services サービス アプリケーションを構成するには
この手順を実行するユーザー アカウントが Access Services サービス アプリケーションのサイト管理者であること、およびデザイナー権限も持っていることを確認します。
SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトのホーム ページの [アプリケーション構成の管理] セクションで、[サービス アプリケーションの管理] をクリックします。
変更する Access Services サービス アプリケーションをクリックします。
[Access Services Settings] ページで、次の任意の設定を変更します。
設定 説明 リストとクエリ
Microsoft SharePoint Foundation のリストに使用するクエリの設定。
クエリ 1 つあたりの最大列数
1 つのクエリで参照できる列の最大数。クエリ エンジンによって自動的に参照される列もこの制限数に含まれるので注意してください。
有効な値: 1 ~ 255
既定値: 32
クエリ 1 つあたりの最大行数
1 つのクエリで使用するリスト (クエリの出力) に含められる行の最大数。
有効な値: 1 ~ 200000
既定値: 50000
クエリ 1 つあたりの最大ソース数
1 つのクエリへの入力として使用できるリストの最大数。
有効な値: 1 ~ 20
既定値: 8
クエリ 1 つあたりの集計列の最大数
1 つのクエリ (クエリ自体およびベースとなるサブクエリの両方) に含められるインライン集計列の最大数。基になる Microsoft SharePoint Foundation のリスト内の集計列は含まれません。
有効な値: 0 ~ 32
既定値: 10
クエリ 1 つあたりの ORDER BY 句の最大数
1 つのクエリ内の ORDER BY 句の最大数。
有効な値: 1 ~ 8
既定値: 4
外部結合の許可
クエリの左右外部結合を許可します。内部結合は常に許可されます。
チェック ボックス: [外部結合の許可] をオンまたはオフにします。
リモート化不可能なクエリの許可
データベース層へリモート化できないクエリの実行を許可します。
チェック ボックス: [リモート化可能なクエリを許可] をオンまたはオフにします。
テーブル 1 つあたりの最大レコード数
アプリケーション内の 1 つのテーブルに含められるレコードの最大数。
有効な値: -1 (制限なし)、任意の正の整数
既定値: 500000
アプリケーション オブジェクト
Access Services アプリケーションに含められるオブジェクトの種類の制限。
アプリケーション ログの最大サイズ
1 つの Access Services アプリケーション ログ リストの最大レコード数。
有効な値: -1 (制限なし)、1 以上の任意の正の整数
既定値: 3000
セッションの管理
Access Database Service セッションの動作。
要求時間の上限
アプリケーションからの要求 1 回あたりに使用できる時間の上限 (秒数)。
有効な値: -1 (制限なし)、1 ~ 2007360 (24 日間)
既定値: 30
ユーザー 1 人あたりの最大セッション数
匿名ユーザー 1 人あたりの最大許容セッション数。この最大数に達すると、新しいセッションが開始したときにそのユーザーの最も古いセッションが削除されます。
有効な値: -1 (制限なし)、1 以上の任意の正の整数
既定値: 10
匿名ユーザー 1 人あたりの最大セッション数
ユーザー 1 人あたりの最大許容セッション数。この最大数に達すると、新しいセッションが開始したときにそのユーザーの最も古いセッションが削除されます。
有効な値: -1 (制限なし)、1 以上の任意の正の整数
既定値: 25
キャッシュのタイムアウト
データ キャッシュの有効期間 (秒数)。この時間は、キャッシュ内のデータに対する各要求の終了時点から計算されます。
有効な値: -1 (制限なし)、1 ~ 2007360 (24 日間)
既定値: 300
セッションの最大メモリ サイズ
1 回のセッションで使用できる最大メモリ サイズ (MB)。
有効な値: 0 (無効) ~ 4095
既定値: 64
メモリ使用
Access Database Service のメモリ割り当て。
プライベート バイトの最大サイズ
Access Database Service のプロセスによって割り当てられるプライベート バイトの最大サイズ (MB)。
有効な値: -1 (コンピューターの物理メモリの 50% に上限を設定)、任意の正の整数
既定値: -1
テンプレート
テンプレート管理に関連する各種設定。
テンプレートの最大サイズ
Access テンプレート (ACCDT) の最大許容サイズ (MB)。
有効な値: -1 (制限なし)、1 以上の任意の正の整数
既定値: 30
[OK] をクリックします。