ワークフロー履歴の保持を無効にする (SharePoint Server 2010)
適用先: SharePoint Foundation 2010, SharePoint Server 2010
トピックの最終更新日: 2010-05-03
ワークフローは、ワークフローの開始、タスクの作成、タスクの完了などの一連のイベントで構成されます。ワークフローを追加するときは、そのワークフロー関連付けのワークフロー インスタンスがワークフローのイベントを追跡する際に使用するタスクおよび履歴リストを指定します。ワークフロー履歴には、日付、状態、参加者、説明など、各イベントに関する主要な情報が格納されます。
ワークフローの状態レポートの詳細については、「ワークフローを監視する (SharePoint Server 2010)」を参照してください。
ワークフローの自動クリーンアップを無効にする
Microsoft SharePoint Server 2010 では、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブが毎日実行され、ワークフローが完了するか取り消されてから 60 日経過すると、ワークフロー インスタンスおよび関連するタスク エントリが削除されます。ワークフロー データをさらに長い期間使用できるようにするには、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブを無効にします。ただし、SharePoint リストについては、ワークフローの履歴リストおよびタスク リストのサイズが大きくなると、サイトのパフォーマンスが損なわれることがあります。これらのリストのサイズを考慮する場合は、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブを有効にします。また、ワークフロー関連付けごとに個別の履歴リストおよびタスク リストを作成することもできます。
詳細については、「ワークフロー関連付けを追加する (SharePoint Server 2010)」を参照してください。
注意
ワークフロー履歴は、ワークフロー イベントの監査に使用することは想定されていません。サイト上で編集権限が付与されているユーザーが既定でそのアイテムを更新できるので、必ずしも安全であるとは限りません。
ワークフローの自動クリーンアップを無効にするには
次の管理者の資格情報を持つことを確認します。
- ワークフローの自動クリーンアップを無効にするには、Farm Administrators SharePoint グループのメンバーである必要があります。
サーバーの全体管理 Web サイトで、サイド リンク バーの [監視] をクリックします。
[監査] ページの [タイマー ジョブ] セクションで、[ジョブ定義の確認] をクリックします。
[ジョブの定義] ページの [タイトル] 列で、ワークフローの自動クリーンアップを無効にする Web アプリケーションに関連付けられている [ワークフローの自動クリーンアップ] リンクをクリックします。
ヒント
[ジョブの定義] ページの [Web アプリケーション] 列には、各タイマー ジョブが関連付けられている Web アプリケーションの名前が含まれています。
[タイマー ジョブの編集] ページで、[無効] をクリックし、ワークフローの自動クリーンアップ機能を無効にします。
注意
後でワークフローの自動クリーンアップを有効にする場合は、再度このページを参照し、[有効] をクリックしてワークフローの自動クリーンアップを有効にします。