PerformancePoint ダッシュボード 2010 のコンテンツを SharePoint Server 2010 のサーバー、サイト、またはリストからインポートする
適用先: SharePoint Server 2010 Enterprise
トピックの最終更新日: 2011-12-12
PerformancePoint ダッシュボード デザイナーのコンテンツは、Microsoft SharePoint Server 2010 内のサイト、リスト、またはドキュメント ライブラリ間で移動できます。たとえば、テスト サーバーまたはステージング サーバーから運用サーバーに PerformancePoint Services のコンテンツをインポートする場合にこのような移動を行います。
ヒント
テスト サーバーまたはステージング サーバーから運用サーバーにダッシュボード デザイナーのコンテンツをインポートする場合には、データ ソースが必ず運用サーバーを参照するようにしてください。
ダッシュボード デザイナーのコンテンツには、KPI、フィルター、スコアカード、データ ソース、レポートなどのオブジェクトに関する情報を示すメタデータが含まれます。ダッシュボード デザイナーのコンテンツを移動する場合には、以下の作業について検討してください。
コンテンツのインポート先とする SharePoint Server 2010 内のリストとドキュメント ライブラリを計画します。
ワークスペース ファイルを作成するときに、依存関係の欠落がないことを確認します。
データ ソースが、異なる表示フォルダー内に表示されている場合でも、すべてのデータ ソースの名前を一意にする必要があります。
同じ名前と表示フォルダーを持つダッシュボード デザイナーオブジェクトは上書きされるので注意してください。
コンテンツを別のサーバーに移動する場合、移動先の SharePoint Server のバージョンは、コンテンツのインポート元の SharePoint Server と同じである必要があります。
PerformancePoint ダッシュボードのコンテンツを SharePoint Server 2010 サーバー、サイト、またはリストからインポートする
PerformancePoint ダッシュボードのコンテンツをインポートするには
次の管理者の資格情報を持つことを確認します。
- SharePoint サーバーの全体管理 Web サイトを実行するコンピューターで、共同作成者の権限が必要です。
コンテンツのインポート先の SharePoint サイトのダッシュボード デザイナーを開きます。ダッシュボード デザイナーの左下隅に接続情報が表示されているかどうかを確認します。
ダッシュボード デザイナーのリボンの [ホーム] タブで、[アイテムをインポートします] をクリックします。
ダイアログ ボックスが開きます。
[インポート ブラウザー] ウィンドウ内にあるワークスペース ファイル (<名前>.ddwx) に移動し、[次へ] をクリックします。次のページで、以下のオプションを検討します。
[インポート先に既に存在するデータ ソースをインポートする] 既定では、このオプションは選択されていません。これを選択すると、インポート先に既に存在するデータ ソースと同じ名前と表示フォルダーを持つデータ ソースがワークスペース ファイルに含まれる場合、インポート先にあるデータ ソースは上書きされます。このオプションを選択しないと、同じ名前と表示フォルダーを持つデータ ソースはスキップされます。
[見つからない依存関係を持つアイテムをインポートする] 既定では、このオプションは選択されていません。依存関係が欠落しているオブジェクト、たとえば、関連する (依存する) KPI のないスコアカードなどはインポート プロセスでスキップされます。ワークスペース ファイル内でこの状況が検出されると、ウィザードに警告ダイアログ ボックスが表示されます。見つからない依存関係を持つアイテムをインポートするオプションを選択した場合、見つからない依存関係を持つアイテムはインポートされますが、インポート先で修復する必要があります。
注意
スコアカードなど、一部のオブジェクトはインポート後すぐに修復できます。ただし、分析レポートなどのオブジェクトは修復できません。インポートが完了すると、データ ソースを構成できなくなるからです。
[コピー先] の下の場所ごとに、コピー先フォルダーをクリックします。[リストの追加] ダイアログ ボックスが開き、そこでダッシュボードのコンテンツまたはオブジェクトのコピー先を選択できます。コピー先のリストまたはライブラリを選択しないと、[次へ] が有効になりません。
[次へ] をクリックします。完了すると、ダイアログ ボックスに、インポートされたファイルとスキップされたファイルの数が表示されます。