データベースをスナップショットにバックアップする (SharePoint Foundation 2010)
適用先: SharePoint Foundation 2010
ここでは、ファーム データベースをスナップショットにバックアップする方法について説明します。
ファーム データベースをスナップショットにバックアップするには、SQL Server ツールのみを使用できます。
重要
データベースのスナップショットを作成するには、Microsoft SQL Server 2008 Service Pack 1 (SP1) (累積的な更新プログラム 2 を適用済み) Enterprise Edition を実行している必要があります。
ファーム全体のバックアップを定期的に実行することをお勧めします。定期的にファームをバックアップすることで、ハードウェア障害、停電、その他の問題によってデータが消失する可能性を低減できます。バックアップの手順は簡単で、必要な場合はすべてのファーム データと構成をバックアップから回復できるようになります。詳細については、「ファームをバックアップする (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。ただし、IT の要件によっては、データベースをスナップショットにバックアップすることが必要になる場合があります。ファーム データベースはすべてスナップショットにバックアップできますが、通常はコンテンツ データベースをバックアップします。
データベース スナップショットは、コミットされていないトランザクションを除外した、スナップショット作成時のソース データベースの状態を示す読み取り専用の静的なビューです。スナップショットの作成後にデータベース エンジンによって回復処理が実行されるので、新しく作成されるデータベース スナップショットでは、コミットされていないトランザクションはロールバックされます (データベースのトランザクションは影響を受けません)。データベース スナップショットの詳細については、「データベース スナップショット」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=163950&clcid=0x411) を参照してください。
タスクの要件
作業を開始する前に、データベース サーバーにフォルダーを作成する必要があります。スナップショットを別の場所に保存する場合は、操作の終了後にバックアップ ファイルをネットワーク上のバックアップ フォルダーに移動できます。
SQL Server ツールを使用してデータベースをスナップショットにバックアップする
データベースをスナップショットにバックアップする場合は、SQL Server ツールを使用する必要があります。ファームに関連付けられるデータベースは、ファームにインストールされている機能によって決まります。
SQL Server ツールを使用してデータベースをスナップショットにバックアップするには
データベースのバックアップに使用するアカウントが、SQL Server db_owner 固定データベース ロールのメンバーであることを確認します。
SQL Server Management Studio を開き、データベース サーバーに接続します。
オブジェクト エクスプローラーで、[データベース] を展開します。
バックアップするデータベースを選択し、[新しいクエリ] をクリックします。
次のテキストをコピーして、クエリ ウィンドウに貼り付けます。
CREATE DATABASE <snapshot name> ON ( NAME=<logical name of the database file>, FILENAME = 'c:\WSS_Backup1.ss') AS SNAPSHOT OF <database name>;