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ハードウェア要件およびソフトウェア要件 (SharePoint Foundation 2010)

 

適用先: SharePoint Foundation 2010

この記事では、Microsoft SharePoint Foundation 2010 をインストールして実行するためのハードウェアおよびソフトウェアの最小要件の一覧を示します。

重要

このドキュメントに記載されている最小ハードウェア仕様を満たしていない運用システムについて Microsoft テクニカル サポートに問い合わせても、システムをアップグレードして最小要件を満たすまで、受けられるサポートは限定的です。

この記事の内容:

  • 概要

  • ハードウェア要件 ― Web サーバー、アプリケーション サーバー、および単一サーバー インストール

  • ハードウェア要件 ― データベース サーバー

  • ソフトウェア要件

  • 適用可能なソフトウェアにアクセスする

概要

Microsoft SharePoint Foundation 2010 には、いくつかのインストール シナリオに対応しています。現在対応しているインストールには、組み込みデータベースを備えた単一サーバー インストール、および単一サーバーまたは複数サーバーのファーム インストールが含まれます。

ハードウェア要件 ― Web サーバー、アプリケーション サーバー、および単一サーバー インストール

次の表に示す要件は、組み込みデータベースを備えた単一サーバーのインストールと、複数のサーバー ファーム インストールで SharePoint Foundation 2010 を実行するサーバーの両方に適用されます。

コンポーネント 最小要件

プロセッサ

64 ビット、4 コア

RAM

  • 開発者用または評価用については 4 GB

  • 単一サーバーまたは複数サーバー ファームの運用環境用については 8 GB

ハード ディスク

システム ドライブに 80 GB

基本インストール用と診断用 (ログ記録、デバッグ、メモリ ダンプの作成など) に、十分な空き領域が必要です。また運用環境では、日常の運用のためにディスクに追加の空き領域が必要になります。運用環境で使用する RAM の 2 倍の空き領域を維持してください。詳細については、「SharePoint Server 2010 での容量管理と規模設定」を参照してください。

ハードウェア要件 ― データベース サーバー

次に示す表の要件は、ファーム内に複数のサーバーがある運用環境内のデータベース サーバーに適用されます。

注意

展開の規模 (小規模と中規模) の定義については、「SharePoint Server 2010 での容量管理と規模設定」のセクション「基準となるアーキテクチャ」を参照してください。

コンポーネント 最小要件

プロセッサ

  • 小規模展開の場合は 64 ビット、4 コア

  • 中規模展開の場合は 64 ビット、8 コア

RAM

  • 小規模展開の場合は 8 GB

  • 中規模展開の場合は 16 GB

大規模展開については、「ストレージおよび SQL Server の容量計画と構成 (SharePoint Server 2010)」のセクション「必要なメモリを見積もる」を参照してください。

注意

これらの値は、SharePoint Products 2010 環境に要求されるデータの配分であるため、SQL Server の最小値として推奨される値よりも大きくなっています。SQL Server システムの要件の詳細については、「SQL Server 2016 のインストールに必要なハードウェアおよびソフトウェア」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=129377) を参照してください。

ハード ディスク

システム ドライブに 80 GB

ハード ディスク容量は SharePoint コンテンツのサイズに応じて異なります。目的の展開に合わせたコンテンツとその他のデータベースのサイズの見積もりについては、「ストレージおよび SQL Server の容量計画と構成 (SharePoint Server 2010)」を参照してください。

ソフトウェア要件

次に示す表の要件は、組み込みデータベースを備えた単一サーバー インストールと、ファーム内に単一のサーバーまたは複数のサーバーを含むサーバー ファーム インストールに適用されます。

重要

SharePoint Foundation 2010 は、単一ラベル ドメイン名をサポートしていません。詳細については、「単一ラベル DNS 名を使用して Active Directory のドメインを構成する」を参照してください。

重要

Microsoft SQL Server 2014 では、SharePoint Foundation 2010 はサポートされていません。バージョンのサポートは、次に示す「Note」の数式で決まります。

注意

SharePoint と SQL Server の互換性を維持するには、“SharePoint N-1 に対して SQL Server N+1” という数式を使用してバージョン サポートを判断します。一例として SharePoint Foundation 2010 を使用すると、SQL Server の N リリースは 2008/2008 R2 になり、N+1 は SQL Server 2012 になります。Microsoft SharePoint Server 2013 の場合、SQL Server の N リリースは 2012 になり、N+1 は SQL Server 2014 になります。

Microsoft SharePoint 製品準備ツール (SharePoint Foundation 2010 のスタート ページからアクセスします) は、SharePoint Foundation 2010 のソフトウェア必須コンポーネントをインストールするときに役立ちます。一部の必須コンポーネントはインターネットからインストールするため、インターネットに接続していることを確認してください。詳細については、「SQL Server を使用する単一サーバーを展開する (SharePoint Foundation 2010)」、「組み込みデータベースを使用する単一サーバーを展開する (SharePoint Foundation 2010)」、および「3 層ファーム用の複数サーバー (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。

最小要件

環境 最小要件

ファーム内のデータベース サーバー

以下のうちの 1 つ。

  • 64 ビット版の Microsoft SQL Server 2012。

    重要

    Microsoft SQL Server 2012 を使用するには、SharePoint Foundation 2010 の SharePoint Foundation 2010 SP1 以降のバージョンも実行している必要があります。

  • 64 ビット版の Microsoft SQL Server 2008 R2。

  • 64 ビット版の Microsoft SQL Server 2008 Service Pack 1 (SP1) (累積的な更新プログラム 2 を適用済み)。「SQL Server 2008 Service Pack 1 の累積的な更新プログラム パッケージ 2 について」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=165962) ページから、[修正プログラムのダウンロード] リンクをクリックして指示に従います。「修正プログラムの要求」ページで、SQL_Server_2008_SP1_Cumulative_Update_2 ファイルをダウンロードします。Windows Server 2008 R2 に Microsoft SQL Server 2008 SP1 をインストールするときに、互換性についての警告が表示されることがあります。この警告は無視してかまいません。インストールを続行してください。

    注意

    CU3 や CU4 の使用は推奨されていません。CU2、CU5 または CU5 以降の CU を使用してください。詳細については、「SQL Server 2008 の累積的な更新プログラム パッケージ 5 について」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=196928) を参照してください。SQL_Server_2008_RTM_CU5_SNAC ファイルをダウンロードしてください。

  • 64 ビット版の Microsoft SQL Server 2005 Service Pack 3 (SP3)。「SQL Server 2005 Service Pack 3 の累積的な更新プログラム パッケージ 3 について」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=165748) ページから、[修正プログラムのダウンロード] リンクをクリックして指示に従います。「修正プログラムの要求」ページで、SQL_Server_2005_SP3_Cumulative_Update_3 ファイルをダウンロードします。

SQL Server のバージョンの選択の詳細については、「SQL Server 2008 R2 と SharePoint 2010 製品: よりよい統合 (ホワイト ペーパー) (SharePoint Server 2010)」を参照してください。

データベースが組み込まれた単一サーバー

  • SP2 を適用した 64 ビット版の Windows Server 2008 Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。64 ビット版の Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。または 64 ビット版の Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。Windows Server 2008 SP1 を実行している場合は、Microsoft SharePoint 製品準備ツール により Windows Server 2008 SP2 が自動的にインストールされます。

    注意

    セットアップを実行する前に、Windows Server 2008 と Windows Server 2008 R2 の更新プログラムをダウンロードする必要があります。この更新プログラムは、準備ツールによってインストールされる .NET Framework 3.5 SP1 の修正プログラムです。WCF のトランスポート セキュリティまたはメッセージの暗号化を使用することなく、トークン認証をサポートする方法を提供します。詳細およびリンクについては、後述のセクション「適用可能なソフトウェアにアクセスする」を参照してください。

  • KB979917 - Sharepoint の問題の QFE - パフォーマンス カウンター修正プログラム & ユーザーの偽装 (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=192577)。

    • Windows Server 2008 SP2 の場合は、Windows6.0-KB979917-x64.msu (Vista) ファイルをダウンロードしてください。

    • Windows Server 2008 R2 の場合は、Windows6.1-KB979917-x64.msu (Win7) ファイルをダウンロードしてください。

    詳細については、サポート技術情報の「統合モードで IIS 7.0 または IIS 7.5 を実行しているサーバーに ASP.NET 2.0 ベースのアプリケーションを展開すると 2 つの問題が発生する」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=192578) を参照してください。

準備ツールによってインストールされる必須コンポーネント:

  • Web サーバー (IIS) の役割

  • アプリケーション サーバーの役割

  • Microsoft .NET Framework バージョン 3.5 SP1

  • SQL Server 2008 Express SP1

  • Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 (x64)

  • Microsoft Filter Pack 2.0

  • Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework 3.5

  • Windows PowerShell 2.0

  • SQL Server 2008 Native Client

  • Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services ADOMD.NET

  • .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム

  • .NET Framework 3.5 SP1 用の修正プログラム (これにより、WCF のトランスポート セキュリティまたはメッセージの暗号化を使用することなくトークン認証をサポートする方法が提供されます)。

  • Windows Identity Foundation (WIF)

    注意

    Microsoft "Geneva" Framework がインストールされている場合は、Windows Identity Foundation (WIF) をインストールする前に削除しておく必要があります。

ファーム内のフロントエンド Web サーバーとアプリケーション サーバー

  • SP2 を適用した 64 ビット版の Windows Server 2008 Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。64 ビット版の Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。または 64 ビット版の Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 (SP1) Standard、Enterprise、Data Center、または Web サーバー。Windows Server 2008 SP1 を実行している場合は、Microsoft SharePoint 製品準備ツール により Windows Server 2008 SP2 が自動的にインストールされます。

    注意

    セットアップを実行する前に、Windows Server 2008 と Windows Server 2008 R2 の更新プログラムをダウンロードする必要があります。この更新プログラムは、準備ツールによってインストールされる .NET Framework 3.5 SP1 の修正プログラムです。WCF のトランスポート セキュリティまたはメッセージの暗号化を使用することなく、トークン認証をサポートする方法を提供します。詳細およびリンクについては、セクション「適用可能なソフトウェアにアクセスする」を参照してください。

  • KB979917 - Sharepoint の問題の QFE - パフォーマンス カウンター修正プログラム & ユーザーの偽装 (https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=192577)

    • Windows Server 2008 SP2 の場合は、Windows6.0-KB979917-x64.msu (Vista) ファイルをダウンロードしてください。

    • Windows Server 2008 R2 の場合は、Windows6.1-KB979917-x64.msu (Win7) ファイルをダウンロードしてください。

    詳細については、サポート技術情報の「統合モードで IIS 7.0 または IIS 7.5 を実行しているサーバーに ASP.NET 2.0 ベースのアプリケーションを展開すると 2 つの問題が発生する」(https://go.microsoft.com/fwlink/p/?LinkId=192578) を参照してください。

準備ツールによってインストールされる必須コンポーネント:

  • Web サーバー (IIS) の役割

  • アプリケーション サーバーの役割

  • Microsoft .NET Framework バージョン 3.5 SP1

  • Microsoft Sync Framework Runtime v1.0 (x64)

  • Microsoft Filter Pack 2.0

  • Microsoft Chart Controls for Microsoft .NET Framework 3.5

  • Windows PowerShell 2.0

  • SQL Server 2008 Native Client

  • Microsoft SQL Server 2008 Analysis Services ADOMD.NET

  • .NET Framework 3.5 SP1 用 ADO.NET Data Services 更新プログラム

  • .NET Framework 3.5 SP1 用の修正プログラム (これにより、WCF のトランスポート セキュリティまたはメッセージの暗号化を使用することなくトークン認証をサポートする方法が提供されます)。

  • Windows Identity Foundation (WIF)

    注意

    Microsoft "Geneva" Framework がインストールされている場合は、Windows Identity Foundation (WIF) をインストールする前に削除しておく必要があります。

クライアント コンピューター

  • SharePoint 2010 は Microsoft Office 2010 で最適に動作しますが、Microsoft Office 2013 でも動作します。

オプションのソフトウェア

環境 オプションのソフトウェア

データベースが組み込まれた単一サーバー

クライアント コンピューター

  • SharePoint 2010 は Microsoft Office 2010 で最適に動作しますが、Microsoft Office 2013 でも動作します。

  • Microsoft Silverlight 3.

適用可能なソフトウェアにアクセスする

Windows Server 2008 または Microsoft SQL Server をインストールする場合は、このセクションの一覧に示した Web サイトに移動します。その他すべてのソフトウェア必須コンポーネントは、SharePoint Foundation のスタート ページからインストールできます。ほとんどのソフトウェア必須コンポーネントは、このセクションの一覧に示した Web サイトからも入手できます。Web サーバー (IIS) の役割とアプリケーション サーバーの役割は、サーバー マネージャーから手動で有効化してください。

インターネットから必須コンポーネントを直接インストールすることが不可能または困難な場合は、必須コンポーネントをネットワーク共有からインストールできます。詳細については、「必須コンポーネントをネットワーク共有からインストールする (SharePoint Foundation 2010)」を参照してください。

See Also

Other Resources

リソース センター:SharePoint Foundation 2010 のインストールと展開