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インターネット プレゼンスのシナリオ : 操作、サービス、およびコンテンツ展開を構成する

重要

この記事は、Microsoft Office SharePoint Server 2007 に基づく企業のインターネット プレゼンス Web サイトを計画、設計、構築、および管理する方法の概要を示すエンドツーエンドのシナリオについて説明した一連の記事の 1 つです。

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シナリオの先頭

インターネット プレゼンス シナリオ (Office SharePoint Server 2007)

ファームをインストールして構成し、ソリューションを展開したら、環境の継続的な運用に関する構成を行う必要があります。

コンテンツの展開を構成する

コンテンツ展開ジョブを構成できるのは、ファーム管理者だけです。作成者とエンド ユーザーは、コンテンツ展開ジョブを実行できます。

アクション

サーバーの全体管理を使用して、コンテンツ展開パスを作成します。システムの計画で指定されているとおりに実行されるように、コンテンツ展開ジョブを構成します。

ジョブ頻度
作成自動、木曜日と金曜日 : 00:00 ~ 02:00
ステージング/稼働承認時 目標 : 金曜日と土曜日 : 00:00 ~ 02:00

コンテンツ展開ジョブが想定どおりに実行されることをテストし、コンテンツ展開ジョブの実行方法を文書化します。

コンテンツ展開ジョブを設定する際の標準を文書化します。

成果

機能するコンテンツ展開システム。

コンテンツ展開ジョブの実行方法を示す運用ドキュメント。

リソース

検索を構成する

ファーム レベルおよびサイト コレクション レベルでの検索の設定を、稼働ファームとオーサリング ファームの両方で個別に構成する必要があります。オーサリング ファームのインデックス作成は、現在のグループ作業環境内にある既存の Search 共有サービス プロバイダ (SSP) によって行われます。オーサリング ファームには、専用のインデックス サーバーはありません。

アクション

  • 複数の Office SharePoint Server 2007 グループ作業ファームにサービスを提供する構成済みの SSP に、オーサリング ファームを追加します。複数のファームに対して 1 つの SSP を使用することで、サービスを一元的に管理でき、同じ役割を提供するサービスの数も減少します。

    • クロール ルールなどの検索設定はオーサリング ファームのファーム レベルで更新し、範囲などの検索設定はオーサリング ファームのサイト コレクション レベルで更新します。

    • オーサリング ファームをクロールします。

    • オーサリング ファームに対して適切な検索結果が返されることをテストします。

  • インターネット サイトのユーザーに検索結果が提供されるように、稼働ファームで SSP を構成します。

    • クロール ルールなどの検索設定はファーム レベルで設定し、範囲などの検索設定はサイト コレクション レベルで設定します。

    • 稼働ファームをクロールします。

    • 稼働サイトに対して適切な検索結果が返されることをテストします。

成果

両方のサイトの検索結果を使用できます。

検索の構成方法を示す運用ドキュメント。

リソース

ビジネス データ カタログ サービスを構成する

ビジネス データ カタログ サービスは、サイトの機能 (バックエンドの求人データベースに接続する Web パーツ) のために必要です。

アクション

ビジネス データ カタログ用の SSP としてオーサリング ファームを構成します。

  • アクセス アカウントを構成します。

  • インターネット プレゼンス サイトのサイト管理者の承認と共有サービス権限を構成します。

成果

機能するビジネス データ カタログ共有サービス。

求人データベースをサポートするように構成されたサービス。

リソース

バックアップとテスト復旧を構成する

この環境のバックアップ システムでは、Office SharePoint Server 2007 と SQL Server の両方を使用してバックアップを行う必要があります。Office SharePoint Server 2007 のバックアップにより SSP を保護し、SQL Server のバックアップによりデータベースを保護します。

アクション

  1. 同意されたスケジュールに従って Office SharePoint Server 用の SQL Server データベースをバックアップ システムに追加するよう、データベース チームに依頼します。

    バックアップするスケジュール
    オーサリング ファーム データベース完全バックアップ : 毎日 02:30 ~ 05:00 差分バックアップ、15 分ごと
    稼働ファーム データベース完全バックアップ、木曜日の夜 (コンテンツ展開の前)
    フェールオーバー ファーム データベース完全バックアップのみ実行、修正プログラムを適用する前後
  2. ファームごとに SharePoint のバックアップを構成します。

    バックアップするスケジュール
    オーサリング ファームなし
    稼働ファーム土曜日 (コンテンツ展開の後)、Search がバックアップされるように SSP をバックアップ
    フェールオーバー ファームなし

    SQL Server と SharePoint の両方のバックアップを使用して、ファームの復旧をテストします。

  3. ファームをバックアップおよび復旧する方法を文書化します。

成果

機能するバックアップおよび復旧システム。

バックアップと復旧を正しく行う方法を示す運用ドキュメント。

リソース

データベースのメンテナンスを構成する

システムのパフォーマンスと信頼性を維持するためには、定期的なデータベース メンテナンス ジョブを設定して実行する必要があります。

アクション

ホワイト ペーパー「データベースのメンテナンス (Office SharePoint Server 2007)」をデータベース管理チームに提供し、このホワイト ペーパーに記載されている推奨事項の実施をチームのメンバに依頼します。

成果

適切にメンテナンスされるデータベース。

SharePoint ファームをホストするデータベースを正しくメンテナンスする方法を示した運用ドキュメント。

リソース

データベースのメンテナンス (Office SharePoint Server 2007)

このドキュメントのダウンロード

このトピックは、簡単に読んだり印刷したりできるように、次のダウンロード可能なドキュメントに収められています。

入手できるすべてのドキュメントの一覧については、「Office SharePoint Server 2007 のダウンロード可能なブック」を参照してください。