次の方法で共有


ワークフロー履歴の自動クリーンアップを無効にする

ワークフローは、ワークフローの開始、タスクの作成、タスクの完了などの一連のイベントで構成されます。ワークフローを追加すると、そのワークフローのイベントを追跡するためのワークフロー履歴データベースが自動的に作成されます。 ワークフロー履歴データベースには、日付、状態、参加者、説明など、各イベントに関する主要な情報が格納されます。ワークフロー履歴エントリは、状態やエラーのレポートに使用するため、関連するリストまたはドキュメント ライブラリにリンクされた SharePoint リストに格納されます。

Microsoft Office SharePoint Server 2007 は、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブを毎日実行して、ワークフローの完了または取り消しから 60 日が経過したエントリをワークフロー履歴リストから削除します。さらに長期間のワークフロー履歴を追跡したい場合は、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブを無効にできます。ただし、SharePoint リストと同様に、ワークフロー履歴リストが 2000 アイテムを超えると、サイトのパフォーマンスに影響することがあります。ワークフロー履歴リストのサイズが問題になる場合は、ワークフローの自動クリーンアップ ジョブを再度有効にできます。または、ワークフローの関連付けごとに個別の履歴リストを作成することもできます。詳細については、「ワークフローをリストまたはドキュメント ライブラリに追加する」を参照してください。

注意

ワークフロー履歴は、ワークフロー イベントの監査手段としての使用が想定されていないため、必ずしも安全であるとは限りません。Office SharePoint Server 2007 では、ワークフロー イベントの監査ログが維持されますが、あらかじめ定義された監査レポートはありません。Visual Studio で、監査ログと SPAuditEntry クラスを使用して独自の監査レポートを開発できます。詳細については、「SPAuditEntry クラス」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=117689&clcid=0x411) を参照してください。

重要

この手順を実行するには、Farm Administrators SharePoint グループのメンバである必要があります。

ワークフローの自動クリーンアップを無効にするには

  1. サーバーの全体管理で、トップ ナビゲーション バーの [サーバー構成の管理] タブをクリックします。

  2. [サーバー構成の管理] ページの [グローバル構成] セクションで、[タイマ ジョブの定義] をクリックします。

  3. [タイマ ジョブの定義] ページで、[ワークフローの自動クリーンアップ] をクリックし、該当するタイマ ジョブを編集します。

  4. [タイマ ジョブの編集] ページで、[無効] をクリックし、[OK] をクリックして、ワークフローの自動クリーンアップ機能を無効にします。

注意

後でワークフローの自動クリーンアップを有効にする場合は、再度このページを参照し、[有効] をクリックしてワークフローの自動クリーンアップを有効にします。