ビジネス データ検索を構成する
この記事の内容 :
ビジネス データの可用性を確保する
ビジネス データ コンテンツ ソースを構成およびクロールする
ビジネス データのクエリ オプションを構成およびカスタマイズする
検索結果でビジネス データを使用できるようにするには、検索サービスの管理者と個々のサイト コレクションの管理者が、いくつかのオプションを構成する必要があります。ビジネス データを検索で使用できるようにするには、以下の作業が必要です。
ユーザーが検索できるようにするデータがビジネス データ カタログで提供され、ユーザーが目的の権限を持っていることを確認します。
ビジネス データ コンテンツ ソースを構成およびクロールします。
ビジネス データのクエリ オプションを構成およびカスタマイズします。
上記のほとんどの作業は、検索共有サービスの管理者またはビジネス データ カタログの管理者が行います。一部の作業はサイト コレクションの管理者が行います。共有サービスの管理者とサイト コレクションの管理者は、ビジネス データの検索の計画を補助します。
ビジネス データの可用性を確保する
ユーザーが基幹業務アプリケーションのビジネス データを検索できるのは、そのデータがビジネス データ カタログで提供され、ユーザーが目的の権限を持っている場合のみです。ビジネス データ カタログの共有サービス プロバイダ (SSP) 管理者は、ビジネス データへのアクセスを構成し、SSP を使用するすべての基幹業務アプリケーションについて、ビジネス データの種類とプロパティを登録する必要があります。
ビジネス データへのアクセスの構成の詳細については、「ビジネス データへのアクセスを構成する」を参照してください。ビジネス データ カタログへの基幹業務アプリケーションの登録の詳細については、「 ビジネス データ カタログにビジネス アプリケーションを登録する」を参照してください。
ビジネス データ コンテンツ ソースを構成およびクロールする
ビジネス データを検索クエリ中に検索できるのは、他のコンテンツと同様、データの開始アドレスを含むコンテンツ ソースが作成されている場合だけです。検索サービスの SSP 管理者は、計画時に特定されたデータに基づいて、ビジネス データのすべてのコンテンツ ソースを作成および構成する必要があります。
ビジネス データの開始アドレスを追加するときは、ビジネス データ カタログで構成されたセキュリティ設定に従った場所を使用する必要があります。たとえば、ビジネス データ カタログが、基幹業務アプリケーションを実行しているサーバーではなく、データのコピーがあるサーバーに接続する場合は、ビジネス データ コンテンツ ソースの開始アドレスにあるコピー データの場所を使用する必要があります。
ビジネス データ コンテンツ ソースを構成するには、以下の手順を使用します。
ビジネス データ コンテンツ ソースを構成する
アプリケーションごとに 1 つの開始アドレスを使用して、基幹業務アプリケーションのデータのコンテンツ ソースを 1 つ以上作成します。セキュリティ構成に従った開始アドレスを使用します。
既定のコンテンツ アクセス アカウント以外のクロール アカウントを使用して、特定のビジネス データ開始アドレスをクロールするには、その開始アドレスのクロール ルールを作成します。その開始アドレスを含むすべてのコンテンツ ソースで、そのアカウントが使用されます。
特定の開始アドレスのクロール方法を変更するには、その開始アドレスのクロール ルールを構成します。
すべてのビジネス データ コンテンツ ソースをクロールします。
ビジネス データのプロパティの一部は、検索スキーマにクロールされたプロパティとして表示される場合があります。検索スキーマの計画に基づいて、ビジネス データ カタログの [検索設定の構成] セクションで該当するプロパティを選択し、検索の管理プロパティにマップします。これらのプロパティは、検索クエリ中に使用できます。
コンテンツ ソースをもう一度クロールして、管理プロパティのマッピングを完了します。
ビジネス データのクエリ オプションを構成およびカスタマイズする
ビジネス データ コンテンツ ソースのクロール後に、検索サービスの SSP 管理者はビジネス データの共有検索範囲を作成および構成します。次に、サイトの管理者がサイト検索範囲とキーワードを作成し、管理対象のサイトで実行するクエリの関連性設定を構成します。
SSP 管理者とサイト管理者の両方が、初期展開の計画時に決定された内容に基づいて、クエリ オプションを構成します。これらの設定の多くは通常業務の一部として変更されますが、Office SharePoint Server 2007 の展開の初期クエリ オプションを構成することは有益です。
初期クエリ オプションを構成するには、以下の手順を使用します。
初期クエリ オプションを構成する
ビジネス データの共有検索範囲を作成します (SSP 管理者)。
ビジネス データのサイト固有の検索範囲を作成します (サイト管理者)。
ビジネス データのキーワードを構成します (サイト管理者)。
関連性設定を構成します (サイト管理者)。
検索センターのビジネス データ タブをカスタマイズします。
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入手できるすべてのブックの一覧については、Office SharePoint Server のテクニカル ライブラリを参照してください。