クエリが正しく実行されるように構成する (Search Server 2008)
更新日: 2009年7月
適用対象: Microsoft Search Server 2008
トピックの最終更新日: 2009-07-16
エンド ユーザーの操作性を向上させるために使用可能な Microsoft Search Server 2008 の機能に、検索範囲とキーワードがあります。検索範囲は、コンテンツに割り当てられたプロパティであり、インデックスの作成中に保存され、検索に使用される管理プロパティにマップされます。キーワードは、検索サービスの管理者によって定義され、定義、類義語、おすすめコンテンツ サイトが含まれます。
このトピックには、Search Server 2008 での検索機能を強化する機能について説明する記事へのリンクが含まれています。また、これらの機能の使用方法に関する情報を提供すると共に、これらの機能が Search Server 2008 でどのように使用されるかについて説明します。
エンド ユーザーの検索機能を向上させる機能
以下のセクションでは、より適切な検索結果を得るために役立つ Search Server 2008 のさまざまな機能について説明します。また、詳細なトピックへのリンクも掲載します。
詳細については、「検索結果が充実するように設定を管理する (Search Server 2008)」を参照してください。
Web パーツのプロパティを構成する
Search Server 2008 には、クエリの実行や検索結果の表示などの操作をユーザーが実行できるようにするための Web パーツが多数用意されています。各 Web パーツには、その Web パーツに固有のプロパティと多くの Web パーツに共通のプロパティがあります。この中には、Web パーツの外観に影響を及ぼすプロパティも含まれています。
詳細については、「Web パーツのプロパティを構成する (Search Server 2008)」を参照してください。
範囲の規定
範囲とは、コンテンツに割り当てられたプロパティを意味します。インデックスの作成中に保存され、検索に使用される管理プロパティにマップされます。検索サービスの管理者は、サイト コレクション全体で使用可能な既定の範囲を定義します。サイト コレクションの管理者は、範囲の追加と修正、範囲の表示グループの追加、グループ内での範囲の選択と配置を行います。
範囲の詳細については、「検索の範囲を定義する (Search Server 2008)」を参照してください。
検索結果のランク付けに影響を及ぼすページの定義
権限のあるページとは、最も関連性の高い情報にリンクするサイトを意味します。権限のあるページを、重要性が最も高いリンクから最も低いリンクまで指定することができます。Search Server 2008 では、この権限のあるページのリストを使用して、コンテンツ インデックス内のすべてのページのランクを計算します
詳細については、「権限のあるページを構成する (Search Server 2008)」を参照してください。
おすすめコンテンツのあるキーワードの追加
サイト コレクションの管理者は、サイトで使用するために、おすすめコンテンツのあるキーワードを定義します。キーワードは、組織内で使用される一般用語の定義を規定します。各キーワードには、類義語のリストや、関連した内容を持つ複数のおすすめコンテンツ サイトの Web アドレス (URL) を含めることもできます。
クエリにキーワードまたはその類義語が含まれていると、そのキーワードの定義とおすすめコンテンツ サイト (存在する場合) が、通常、検索結果ページで主要な検索結果の上に目立つように表示されます。キーワードを使用して、組織内で使用される名前や用語の実用的な用語集を規定することができます。キーワードが類義語やおすすめコンテンツと共に構成されていると、ユーザーを推奨リソースへと導くことによって、検索結果を充実させることができます。
おすすめコンテンツは、推奨 Web サイト、データ ストア、およびキーワードの説明や意味の補足説明に役立つドキュメントにリンクすることができます。ユーザーがクエリに、キーワードまたはその類義語の 1 つを含めた場合、検索結果ページでは、関連するおすすめコンテンツへのリンクが主要検索結果の上に目立つように表示されます。おすすめコンテンツを使用して、推奨サイトや権限のあるページを昇格することができます。
おすすめコンテンツのあるキーワードの追加に関する詳細については、「おすすめコンテンツと共にキーワードを追加する (Search Server 2008)」を参照してください。
サーバー名マッピング
サーバー名マッピングにより、検索結果の表示方法や、コンテンツ インデックスの作成後にユーザーがコンテンツにアクセスする方法が指定されます。
サーバー名マッピングの詳細については、「サーバー名マッピングを管理する (Search Server 2008)」を参照してください。
メタデータ プロパティ
コンテンツ作成者は、作成したコンテンツに、ドキュメント タイトル、ファイル名、作成者を含むプロパティ値を割り当てます。Web サイト所有者は、コンテンツにさらにプロパティ値を割り当てることができる共有ライブラリおよびリストを管理します。たとえば、ライブラリでは、ドキュメントのチェックインのために、値をプロパティに割り当てることをコンテンツ作成者に要求する、定義されたコンテンツ タイプを規定できます。ドキュメント リスト内のカスタム列も、コンテンツにプロパティ値を割り当てます。
メタデータ プロパティ使用の詳細については、「メタデータ プロパティのマッピングを管理する (Search Server 2008)」を参照してください。
クエリの処理
Search Server 2008 Service Pack 2 (SP2) には、クエリに関連する次の 2 つの Stsadm 操作が用意されています。
Setqueryprocessoroptions: Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)
Listqueryprocessoroptions : Stsadm 操作 (Office SharePoint Server)
結果の強調表示
Search Server 2008 の 2009 年 4 月の累積的な更新プログラムには、次の 2 つの Stsadm 操作が用意されています。