クローラの影響を管理する (Search Server 2008)
更新日: 2008年9月
適用対象: Microsoft Search Server 2008
トピックの最終更新日: 2008-09-05
注意
別途記載のない限り、この記事の情報は Microsoft Search Server 2008 と Microsoft Search Server 2008 Express の両方に適用されます。
コンテンツのクロールはクロール対象サーバーに大きな負荷をかけるため、サーバーのユーザーへの応答時間に悪影響を及ぼす可能性があります。したがって、クローラ影響ルールを使用してクローラの実行頻度を指定することをお勧めします。検索サービスの管理者は、以下のどちらかを指定するクローラ影響ルールを使用することによって、クローラがクロール対象サイトに及ぼす影響を管理できます。
指定されたサイトからクローラが一度に要求できるドキュメントの最大数。
指定されたサイトから特定のドキュメントをクローラが要求できる頻度。
組織内部のコンテンツのクロールについては、クロール対象サーバーのパフォーマンスおよび容量に基づいてクローラ影響ルールを設定できます。たとえば、ピーク負荷時には内部サーバーのクロールを避けるように設定できます。ただし、外部サイトのクロールについては、このような調整を通常は実行できません。したがって、外部サイトの管理者に将来のアクセスを制限されたりしないように、外部サイトのリソースおよび帯域幅の消費を最小限にするようにクロール要求を構成するのが最良の方法です。
初期展開の間は、結果の最新度をある程度保証するために十分な頻度でクロール対象サーバーをクロールしながら、そのサーバーへの影響を最小限にするようにクローラ影響ルールを設定します。その後、運用段階で、経験とクロール ログのデータに基づいてクローラ影響ルールを調整できます。
関連項目
概念
クローラ影響ルールを追加する (Search Server 2008)
クローラ影響ルールを編集する (Search Server 2008)