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概要: 1 つのビューで時間とタスクの進捗状況を入力する (Project Server 2010)

 

適用先: Project Server 2010

トピックの最終更新日: 2017-01-17

Microsoft Project Server 2010 には、プロジェクト タスクに費やした時間と、そのタスクの進捗状況を 1 つのビューで入力する機能が導入されています。この機能は "単一入力モード" と呼ばれ、サイト管理者がそのオンとオフを切り替えることができます。

この記事の内容

  • 時間とタスク進捗状況について

  • 単一入力モードを使用する利点

  • 単一入力モードを有効にする方法

  • 関連情報

時間とタスク進捗状況について

最初に、時間とタスク進捗状況の違いをはっきりさせておきましょう。時間とは、特定のタスクの作業に費やした実際の時間数のことです。これは、週間労働時間の中で異なる作業に費やした時間数を把握するためにタイムシートに入力する値です。タスク進捗状況とは、完了した作業および残りの作業のパーセンテージなどを表す包括的な用語です。タスク進捗状況を提出することで、特定のタスクに関して現在終了している作業、および、タスクを完了するために残っていると考えられる作業を大局的に把握できます。

この 2 つのタスク更新方法の違いをはっきりさせるために、例を見てみましょう。5 日間 (40 時間) の期間にわたるタスクが割り当てられているとします。月曜日はそのタスクに 8 時間を費やし、火曜日は 4 時間、水曜日は 8 時間、合計で 20 時間を費やしました。これが、タイムシートに入力する情報です。しかし、タスクの進捗状況の観点から作業を見た場合、40 時間のうちの 20 時間がタスクに費やされていても、50% の完了とは感じない可能性があります。作業が先行していて、たとえば 60% が完了の場合もあれば、作業の遅れで 35% が完了の場合もあります。推定される完了パーセンテージを伝える場合、これがタスクの進捗状況です。推定されるタスクの残り時間を伝えることも、タスクの進捗状況と見なされます。

単一入力モードを使用する利点

Project Server 2010 を使用すると、サイト管理者は、2 つの個別のビューまたは単一入力モードを使用して、チーム メンバーが時間とタスクの進捗状況を入力および提出できるように Microsoft Project Web App をセットアップできます。単一入力モードの場合、1 つのビューで実績作業時間が取得され、タスク プロジェクト計画 (タスクの進捗状況として) とタイムシートの両方に送信されます。

単一入力モードでは、時間とタスク進捗状況を個別に提出する二度手間が省かれます。個別のビューを使用して時間とタスクの進捗状況を入力している場合、次のいずれかの作業を行う必要があります。

  • [タイムシート] ビューと [タスク] ビューの両方に、タスクに費やした時間を入力します。

  • タスクに費やした時間を [タイムシート] ビューから [タスク] ビューにインポートします。

  • タスクに費やした時間を [タスク] ビューから [タイムシート] ビューにインポートします。

組織によっては、このような個別の作業が必要ですが、単一入力モードを使用して時間を入力する方が効率的です。単一入力モードが有効の場合は、1 つのビューで実績作業時間を入力するだけで、これがタスク プロジェクト計画とタイムシートの両方に送信されます。

注意

単一入力モードを使用している場合、タスクの進捗状況は、達成率ではなく実績作業時間として入力されます。タスクの進捗状況を達成率で入力する必要がある場合は、単一入力モードを使用しない方法をサイト管理者と相談してください。

単一入力モードを有効にするには

サイト管理者が [サーバー設定] ページで単一入力モードを有効にすることで、ユーザーが同じビューで時間とタスクの進捗状況を入力できるようになります。

  1. サイド リンク バーの [サーバー設定] をクリックします。

  2. [サーバー設定] ページの [時間およびタスクの管理] セクションで、[タイムシートの設定および既定値] をクリックします。

  3. [単一入力モード] チェック ボックスをオンにし、[保存] をクリックします。

関連情報

タイムシートとタスクの進捗状況の詳細については、次のリソースを参照してください。