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新しいリソースを作成する (Project Server 2010 設定)

 

適用先: Project Server 2010

トピックの最終更新日: 2011-04-13

新しいユーザーを Microsoft Project Server 2010 に作成する場合、そのユーザーをリソースにするように選択することもできます。ただし、Project Server にログオンできないリソースを作成することもできます。たとえば、Project Server にログオンできるようにする必要のない数量単価型リソース (会議室など) を追加できます。プロジェクト マネージャーはリソースを仕事に割り当てることもできます。ただし、追跡する仕事がなく、リソースが実際に使用される時期をプロジェクト マネージャーが明らかにできる場合、そのリソースをユーザーにする必要はありません。

新しいリソースを作成するには

  1. サイド リンク バーの [設定] セクションで、[サーバー設定] をクリックします。

  2. [サーバー設定] ページの [エンタープライズ データ] セクションで、[リソース センター] をクリックします。

  3. [リソース] タブの [編集] グループで、[新しいリソース] をクリックします。

  4. [種類] セクションで、以下の設定を完了します。

    • 種類   [時間単価型]、[数量単価型]、[コスト型] のどのリソースを作成するかを選択します。

    • 予算   リソースが予算リソースの場合、[予算] チェック ボックスをオンにします。

    • 標準リソース   リソースが汎用の場合 (つまり、計画のためにこのリソースを使用し、計画プロセスの後になって 1 つ以上の名前付きリソースでこのリソースを置き換える場合)、[標準リソース] チェック ボックスをオンにします。

  5. [ID 情報] セクションで、以下の設定を完了します。

    • リソースは Project Server にログオン可能   リソースを Microsoft Project Web App ユーザーとしても設定する場合は、このチェック ボックスをオンにします。

    • 表示名   リソースの名前をこのボックスに入力します。このフィールドは必須です。

    • 電子メール アドレス   プロジェクト作業に関連付ける電子メール アドレスがこのリソースにある場合、そのアドレスをこのボックスに入力します。

    • RBS   組織で RBS (Resource Breakdown Structure) を使用する場合、このフィールドの横にあるボタンをクリックし、このリソースに適した RBS コードをリストから選択します。

    • 頭文字   このフィールドには、[表示名] ボックスに入力された名前に基づいてリソースのイニシャルが自動的に入力されます。異なるイニシャルを使用してこのリソースを参照する場合は、そのイニシャルを [頭文字] ボックスに入力します。

    • ハイパーリンク名   関連付けられた Web サイトがこのリソースにある場合、そのサイトの名前をこのボックスに入力します。

    • ハイパーリンク URL   関連付けられた Web サイトがこのリソースにある場合、そのサイトの URL をこのボックスに入力します。

  6. [割り当ての属性] セクションで、以下の設定を完了します。

    • リソースは平準化可能   プロジェクト マネージャーがその空き時間情報と割り当てに基づいてこのリソースのワークロードのバランスをとる (平準化する) ことができるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。

    • 基本カレンダー   このリソースの全体的な空き時間情報を最も厳密に表しているカレンダーを選択します。たとえば、特定の休日やイベントを考慮した基本カレンダーが組織にある場合、そのカレンダーをこのリソースのカレンダーとして設定できます。これにより、このリソースに割り当てられる作業は、カレンダーの非稼働日を避けてスケジュールされます。

    • 既定の予約の種類   作業を割り当てるときにこのリソースを [本予約] または [仮予約] のどちらにするかを選択します。

    • タイムシート マネージャー   このリソースのタイムシートを承認または拒否するユーザーの名前を入力するか、[参照] をクリックしてリストからタイムシート マネージャーを選択します。リソースに別々のタイムシート マネージャーを設定することはできません。

    • 既定の割り当て所有者   このリソースのタスクの進行状況を承認または拒否するユーザーの名前を入力するか、[参照] をクリックしてリストから割り当て所有者を選択します。リソースに別々の割り当て所有者を設定することはできません。たとえば、リソースが会議室であり、プロジェクト マネージャーが会議室の使用時間を追跡する場合、割り当て所有者をそのプロジェクト マネージャーにすることができます。

      ヒント

      プロジェクト内の割り当て所有者は割り当て単位に設定できます。

    • 最早利用可能日   必要に応じて、タスクへのリソースの割り当てが可能になる日付を選択します。設定された空き時間の期間がリソースにない場合 (つまり、リソースが常に利用可能な場合)、この設定を空にします。

      注意

      最早利用可能日と最遅利用可能日は、Microsoft Project Professional で使用されるリソースの利用可能日付に対応します。

    • 最遅利用可能日   必要に応じて、リソースがタスクに関する作業を行える最後の日付を選択します。設定された空き時間の期間がリソースにない場合 (つまり、リソースが常に利用可能な場合)、これを空にします。

    • 標準単価   リソースの標準支払い単価をこのボックスに入力します。

    • 超過単価   リソースの超過支払い単価をこのボックスに入力します。

    • 現在の最大単位数 (%)   作業でリソースを利用できる最大期間をパーセントで指定します。たとえば、リソースをフルタイムで利用できる場合、「100%」と入力します。リソースの半分の時間を利用できる場合は、「50%」と入力します。

    • 導入コスト   リソースの各使用に対して定額料金が関連付けられている場合は、そのコストをこのボックスに入力します。たとえば、トラックのレンタルでは、前払いの定額料金がかかり、マイルごとに標準コストが加算される場合があります。定額料金は、1 回の使用に対するコストです。

  7. [部門] セクションで、[リソースの部署] ボックスの横にあるボタンをクリックし、リソースが関連付けられている部門 (複数可) を選択します。特定の部門にリソースが関連付けられていない場合、この設定を空白にします。

    ヒント

    リソースを部門に関連付けると、リソースが Project Web App を使用するときにリソースに表示される情報が絞り込まれます。これにより、リソースの作業に適用されない他の部門の情報が除かれるため、リソースは探している情報をすばやく見つけることができます。

  8. グループ化やコスト設定の目的で組織がコードを作成している場合、[グループ フィールド] セクションで、以下の設定を完了します。

    • グループ   グループの名前をこのボックスに入力します。

    • コード   グループのコードをこのボックスに入力します。

    • コスト センター   グループのコスト センター コードをこのボックスに入力します。

    • コストの種類   [コストの種類] フィールドの横にあるボタンをクリックし、このグループに関連付けられたコストの種類を選択します。

  9. 必要に応じて、[チームの詳細] セクションの [チーム名] ボックスの横にあるボタンをクリックし、リソースの所属先のチームを選択します。チームに割り当てられたタスクの管理と委任をリソースが行う場合、[チーム割り当てプール] チェック ボックスをオンにします。

    ヒント

    組織によっては、チームごとに汎用リソースを作成し、チームに割り当てられる最初のタスクが汎用リソースになるようにすることがあります。この方法では、リソースが適切に委任されるまで、リソースがタスク割り当てを引き受けることはありません。この方法で汎用リソースを使用することを選択した場合、リソースの割り当て所有者をチーム マネージャーとして設定し、[チーム割り当てプール] チェック ボックスをオンにして、[チーム名] リストからチームを選択します。

  10. 必要に応じて、[システム ID データ] セクションで、ユーザーの追加の識別情報を [外部 ID] ボックスに入力します。

    たとえば、組織の HR 部門が従業員の ID 番号を使用して HR システム内でデータを追跡する場合があります。その ID 番号を [外部 ID] ボックスに入力することで、作成するリソースと HR 部門の従業員データとの関係が識別されます。また、[外部 ID] ボックスを使用して、Project Server で提供されるレポート以外のリソース利用状況レポートを簡単に統合できます。

    ヒント

    [外部 ID] ボックスで何らかのデータを取得する必要があるかどうかが不明な場合は、組織内の他の部門に確認し、リソースのデータと他のシステムを接続することが有益かどうかを調べます。そうでない場合は、単に、このボックスを空にします。

  11. [保存] をクリックして、新しいリソースを作成します。