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Project Winproj の完全保存に対する増分保存の平均の割合

 

適用先: Project Server 2010, Project Server 2013

トピックの最終更新日: 2013-12-18

要素 ID/ルール名:   Project_Winproj_Percentage_Of_Incremental_Save_To_Full_Save

概要:   Microsoft Project Professional から Microsoft Project Server アプリケーション サーバーにプロジェクトを最初に作成したときには、プロジェクトは "完全保存" によって保存されます。つまり、Project Server アプリケーション サーバーが使用するデータベースに、すべてのプロジェクト データが転送され、保存されます。それ以降プロジェクトを保存したときには、既定では増分保存により保存されます。つまり、変更されたプロジェクト データのみがサーバーに転送され、データベースに保存されます。これは主に、パフォーマンスの最適化のためです。

完全保存は以下の状況でも行われます。

  1. 増分保存が失敗した場合、完全保存が試行されます。

  2. 特定のプロジェクトの "相互関係にあるジョブ グループ" がブロックされた場合。たとえば、プロジェクトのチェックインが失敗すると、そのプロジェクトの相互関係にあるジョブ グループがブロックされることがあります。その後で、ユーザーが Microsoft Project Professional から同じプロジェクトを保存すると、そのプロジェクトの "相互関係にあるジョブ グループ" は取り消され、プロジェクトの完全保存が実行されます。相互関係にあるジョブ グループの詳細については、キューのドキュメントを参照してください。

    注意

    プロジェクトの保存に完全保存と増分保存のどちらが使用されたかは、ユーザーには認識されません。しかし、パフォーマンスに直接影響することから、管理者はこの問題に注意を払う必要があります。

    注意

    この警告は、増分保存の割合がしきい値を下回った場合に発生します。

原因:   完全保存の回数が、この警告に設定したしきい値を超えました。

解決策:

  • Microsoft Project Web App の [キュー管理] ページを使用して、失敗したジョブを確認し、相互関係にあるジョブ グループをブロックしているジョブを特定します。Windows NT イベントおよびトレース ログを参照して、"Project Server アクティブ キャッシュの保存" カテゴリのイベントまたはトレースのうちで、[キュー管理] ページで見つけた失敗のキュー ジョブに関するものがないかどうか確認し、適切にトラブルシューティングを行います。