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Project Server のキューの問題のトラブルシューティングのベスト プラクティス

 

トピックの最終更新日: 2008-06-25

この記事では、Microsoft Office Project Server 2007 のキューの問題をトラブルシューティングするときのベスト プラクティスについて説明します。以下に推奨するいくつかの方法では、Office Project Server 2007 のキュー システムと ULS ログ記録についての知識が必要です。これらのトピックの詳細については、「関連項目」セクションのリンクを参照してください。

ベスト プラクティス

キューの問題をトラブルシューティングするときは、以下のベスト プラクティスを使用します。

  • Project Server 2007 の最新の更新プログラムが適用されていることを確認します。Microsoft Office サーバー製品インフラストラクチャ更新プログラム では、以下を含む多くの拡張機能がキュー システムに適用されます。

    • [キューの管理] ページの新しい 2 つのフィルタにより、問題をより適切に分析できます。[アクティブなジョブ] フィルタにより、管理者はすべてのアクティブなジョブをすばやく表示できます。これは、システムがキュー ジョブによって負荷を被っていると思われる場合に役立ちます。[ブロックされているジョブ] フィルタにより、ブロックされたすべてのジョブが表示できます。[関連するジョブ] サブフィルタと共に使用して、迅速な問題の診断を行うことができます。

    • 新しい [関連するジョブ] サブフィルタを使用して、管理者は特定のジョブに関連するすべてのジョブをすばやく表示できます。これにより、ジョブが同じオブジェクトに対する前のジョブによってブロックされているかどうかをすばやく確認できます。

    • 新しい既定の選択の改善により、設定の構成がより容易に行えます。[時間間隔] では、[キューに配置中]、[処理待機中] (すべて待機の種類)、および [失敗] 状態のすべてのジョブが表示されます。また、[キューに入っているジョブの取り消し] が既定で有効になり、部分的にキューに登録されたジョブを既定で確認できます。これは Microsoft Office Project Professional 2007 のプロジェクトの保存ジョブのトラブルシューティングに不可欠です。

    • 改善された垂直および水平方向の表示により、使用可能な画面領域を効率よく利用し、グリッドのスクロールが減少します。

    詳細については、「Project Server 2007 Infrastructure Update Release (white paper) (英語)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=121912\&clcid=0x411) を参照してください。Microsoft Office サーバー製品インフラストラクチャ更新プログラム (32 ビット) をインストールするには、Microsoft ダウンロード センターの関連するダウンロード ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=121879\&clcid=0x411) を参照してください。Microsoft Office サーバー製品インフラストラクチャ更新プログラム (64 ビット) をインストールするには、Microsoft ダウンロード センターの関連するダウンロード ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=121883\&clcid=0x411) を参照してください。

  • [キューの管理] ページでジョブを検索するとき、ジョブ履歴の日付範囲の拡張が必要なことがあります。この設定の既定値は現在の日付です。

  • [キューの管理] ページでジョブを表示するとき、既定では、正常に完了したすべてのジョブは表示されないことに注意してください。[キューの管理] ページの [ジョブ完了状態] セクションの設定を変更して、成功したすべてのジョブを表示するように選択できます。

  • [キューの管理] ページに多数の処理待機中のジョブが表示される場合、必ずしもキューが動作していないことを示すものではありません。多くの場合、[キューに配置中] または [失敗 (相互関係をブロック中)] 状態に属するジョブと相互関係にあるジョブが存在することにより発生します。キューが機能していないかどうかをテストするには、キューを通じて関連のないジョブを送信し、処理されるかどうかを確認します。たとえば、使用する予定のないリソースまたはユーザー設定フィールドを作成します (後で削除可能)。テスト ジョブが [処理待機中] 状態のままになる場合、キュー サービスは、応答をほぼ停止しており、再起動する必要があります。テスト ジョブが処理される場合 (結果が成功かどうかにかかわらず)、相互関係にある後続ジョブの処理をブロックしている、失敗したジョブによって問題が発生している可能性があります。[キューの管理] ページで、問題を引き起こしているジョブを特定する必要があります。特定のプロジェクト名のジョブおよび [キューに配置中] または [失敗 (相互関係をブロック中)] 状態のジョブをフィルタ抽出できます。問題となっているジョブを特定したら、適切な操作はさまざまですが、ジョブの取り消しが必要となります。[エラー] 列の関連するエラー情報を検証して、問題を引き起こした原因の特定に役立ててください。

  • [キューの管理] ページで、[キューに配置中] 状態のキューのジョブを取り消す場合は、[キューに入っているジョブの取り消し] オプションが選択されていることを確認します。このオプションは、[キューの管理] ページの [詳細オプション] セクションで構成できます。このオプションは既定でオフになっています。

  • ULS ログでキューの特定のジョブ エントリを検索する場合、キューがジョブを処理しようとした時刻によって検索を絞り込むことができます (この情報は、[キューの管理] ページにあります)。この情報を使用して、ULS ログで同じタイムスタンプを持つキュー エントリを検索できます。

  • ULS ログで特定のキュー ジョブ エントリを検索する場合は、まず Project Web Access の [キューの管理] ページでジョブを検出する必要があります。[キューの管理] ページで、ジョブのジョブ グループ ID を検出し、ULS ログで値を検索またはフィルタ処理します。通常、この UID 値は ULS ログのキュー ジョブ エントリの最後の列に含まれています。[Columns] セクションで、ジョブ グリッドに [ジョブ グループ ID] 列を追加できます。

  • ULS ログでキューの問題を処理する場合、重大な問題ほど [レベル] 列で [] の値を持つ傾向があることに注意してください。最初に重大な問題を処理するために、高レベルをフィルタで抽出します。